10月31日(木)のハロウィーンにラスト2話(第8話&第9話)を一挙配信した『アガサ・オール・アロング』。今回はタイトルロールでもあるアガサの“本性”に注目する。
※以降、第7話までのネタバレを含みます。
裏切り行為だらけの魔女アガサ・ハークネスの“本性”に注目
その果てには“望みを叶えることができる”とされている魔女の道を、仲間の魔女、そして第5話でその正体がワンダ・マキシモフの息子ビリー・マキシモフであることが判明した少年とともに歩み、次々と訪れる試練に挑んでいくアガサ。“魔力を取り戻したい”という自身の目的のために仲間を集めておきながら、自分だけ助かろうと周りに嘘をつき、仲間内で対立が起こるよう仕向け、ついには仲間の一人から魔力を奪い殺してしまうなど、次々と“裏切り行為”が露になった。
しかし、そんなアガサに“誠実”な一面があるかのような展開が描かれた第7話。キャスリン・ハーンはアガサについて、「まず私はアガサのことがとても好きなんです。『ワンダヴィジョン』でもそうだったように、彼女には何世紀にもわたって築き上げられた沢山の層があります。そういった何層ものディフェンスを自分にはっているんです。私は役者として、そんな彼女を動かしているものは何なのか、彼女自身をより深く掘り下げることを熟考して演じました」と表面だけでは分からないアガサの魅力を語りつつ、「演じる中で大変だったのは、彼女が自分自身で“弱さの扉”を少し開けるところです」と、これまでのアガサからはあまり感じられない“弱さ”も演じたことを明かした。
第7話でアガサとビリーが受けたタロット占いの試練において、ビリーがアガサを占って引いたカードは、“欺き”や“裏切り”を意味する〈剣の7〉が、“逆向き”に描かれたカード。つまり、その意味も真逆の“誠実さ”を表すことになる。
ビリーは「あんたは誠実ってこと? あり得ないね。」とあざ笑い、アガサもまた何とも言えない表情でただ反応するだけ。これまで幾度と仲間を裏切ってきたアガサが、これから先誠実さを見せることになるのか…? それとも、裏切りを働いていたアガサが実は裏の顔で、本当は誠実な魔女なのか…?
ビリー役のジョー・ロックも「アガサは悪人ですが、それだけではないです」と語っており、ますますアガサの知られざる本性に期待が高まるばかり。まだラストを見届けていない人は、この週末にぜひ視聴してほしい。
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Photo:(c) 2024 Marvel