『バック・トゥ・ザ・フューチャー』リー・トンプソン、撮影時マイケル・J・フォックスに冷たくしていた理由

大ヒットSF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作を通して親交を深めたマイケル・J・フォックス(マーティ・マクフライ役)とリー・トンプソン(ロレイン・マクフライ)。しかし、最初から良好な関係だったわけではないという。

 

リー・トンプソンがマイケルに感じていたこととは?

このほど、リーはポッドキャスト『Still Here Hollywood(原題)』に出演。番組ホストのスティーヴ・クメトコとのトークでマイケルとの関係について振り返ると、すぐに意気投合したわけではなかったと明かした。

実は、当初マーティ役に決まっていたのはエリック・ストルツ(『マダム・セクレタリー』)で、後に彼は役柄に合わないという理由で解雇されたのだが、そのエリックはリーの友人だったのだ。それに加え、当時はまだ映画とテレビ俳優の間には壁があった。そんな背景もあり、リーはマイケルのことを見下す気持ちがあったという。

「当時は映画スターとテレビスターの間に大きな隔たりがあったから、(マイケルに対して)鼻が高かった。“彼はただのテレビスターで、私は映画スター。私は『ジョーズ3』にも出演した”と。だから、彼と打ち解けるのに時間がかかったと思うけど、マイケルはとてもおもしろくて、一緒にお芝居をするのが楽しかった」

エリックがマーティ役を解雇されたのは知られた話だが、実はエリックよりも先にマイケルがオファーを受けていた。しかし、当時のマイケルはシットコム『ファミリー・タイズ』に出演していたため、スケジュールの都合でマーティ役を断念。エリックが同役を引き受けて撮影を開始したが、6週間後には現場を去ることに。そこで改めてマイケルに声がかかったのだ。

「みんな“楽しかったでしょ?”と聞いてくる。でも、それはとてもプレッシャーだった。特に、エリック・ストルツが解雇された後は、恐ろしいビジネスだった。“これは遊びやゲームじゃない、ビッグビジネスで、大変なことなんだ”と感じた」

紆余曲折を経て、共に大作映画の製作を乗り越えたリーとマイケルは現在に至るまで友好的な関係が続いており、年に数回はファン・コンベンションで会っているという。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作はU-NEXTで配信中。また、リーが主演を務めるコミカルなミステリードラマ『お騒がせ探偵!スペンサー・シスターズ』WOWOWオンデマンドで配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:Cinema Blend

Photo:リー・トンプソン公式Instagramアカウント(C)lea_thompsonより