『ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~』スピンオフが制作決定

Amazon Prime Video(アマゾンプライム)で配信中の人気ドラマ『ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~』。そのスピンオフ制作が正式に決定した。米Varietyが伝えている。

主人公はリーチャーの盟友フランセス・ニーグリー

イギリスの人気小説家リー・チャイルドの同名ベストセラー小説シリーズを原作とする『ジャック・リーチャー』。この度、マリア・ステン演じるフランセス・ニーグリーを主人公にしたスピンオフのシリーズ化制作が決まった。

タイトル未定のこのスピンオフで主人公を務めるニーグリーは、本家にも頻繁に出ていたキャラクター。アラン・リッチソン演じるジャック・リーチャーの最も親しい友人であり盟友という役どころ。私立探偵でもある彼女は、かつて親しかった友人が不審な事故で死んだことを知り、正義を果たすため執念に燃えると、公式あらすじで発表されている。リーチャーや軍警察第110特別捜査官時代から学んだすべてを駆使して、危険な道を進みながら恐ろしい悪を暴こうとする姿が描かれるという。

ロンドンで行われたPrime Video主催のイベントに登壇したマリアは、「ニーグリーが大好きなの。演じていてすごく楽しい。彼女はとても個性的だし、奥が深い」と役への愛を告白。続けて「役作りが大好きで、そうやってトレーニングしてきた。彼女が登場する小説はすべて読んだし、ニーグリーの心理を理解できるように努めた」と役作りへの思い入れを明かし、「ニーグリーの世界をさらに広げられることに、ただただワクワクしている」と喜びを露わにした。

新たに生まれるスピンオフは、マリアによると「『ジャック・リーチャー』らしさは残っている」とのこと。「楽しくて派手なアクションとテンポの良い台詞回しはそのままだけど、ニーグリーらしさが加わっている。本家と同じ楽しいトーンなんだけど、(脚本家チームのおかげで)独自のものになっているの」

本家のクリエイターを務めるニック・サントーラがスピンオフにも参加し、『SCORPION/スコーピオン』のニコラス・ウートンとともにショーランナーと製作総指揮を担う。まだ解禁日は発表されていないものの、Amazon Prime Videoにて240を超える国と地域で独占配信となる予定だ。

「リー・チャイルドはニーグリーという非常に豊かなキャラクターを作り上げ、マリア・ステンは『ジャック・リーチャー』の中で彼女を生き生きとリアルに演じた」と、サントーラとウットンが声明でコメント。「Amazon、Skydance Television、CBS Studiosは最初から素晴らしいパートナー。我々はニーグリーの物語をさらに探求し、彼女がいかにユニークな存在であるかを深く掘り下げることを楽しみにしている」

マリアも「ニーグリーの世界や、彼女の少し謎めいた過去をさらに探求できることにこの上なく興奮している。彼女はとても素晴らしいキャラクターなので、みなさんに彼女を少しでもより知ってもらえるのが楽しみ」と述べている。

Amazon Prime Videoの中でも特に成功した番組の一つと言える本家『ジャック・リーチャー』はシーズン1~2が配信中。現在リリースを控えるシーズン3に引き続きニーグリー役のマリアも出演予定だという。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety