先日、Amazonオリジナルドラマ『グッド・オーメンズ』シーズン3の制作が一時的に中断されていることは当サイトでもお伝えしてきた通り。この度、クリエイターで原作者のニール・ゲイマンが身を引く意向を示していることがわかった。
告発の内容を認めたわけではない
ニール・ゲイマンがテリー・プラチェットと手掛けた人気ファンタジー小説を元にした『グッド・オーメンズ』。最終章となるシーズン3の制作が進んでいるはずだったが、二人の女性からのゲイマンに対する性的暴行の告発後、一時中断されたと米Varietyが報じていた。
Tortoiseの報道記事とポッドキャストによると、ゲイマンはニュージーランドで警察の調査対象となっているとのこと。これらの告発は20年以上にわたり、彼と合意の上で関係を持っていたとされる女性たちからのもの。しかし、女性たちは「乱暴で屈辱的」な性行為があったと主張し、必ずしも合意のもとで行われたものではなかったと述べている。
ゲイマンは非合意の性行為に関するいかなる告発も強く否定し、その後、報道に対して「ニュージーランド警察は2022年に一人の女性による告発に関して、彼の協力の申し出を受け入れなかった」と述べている。これが告発の根拠の薄さを反映しているとコメント。
そして、9月12日に米Deadlineが報じたところによると、ゲイマンはAmazonに対し『グッド・オーメンズ』の制作が継続できるよう、自身の関与を減らす提案をしたとのこと。彼はこれが罪を認めることと同等ではないと強調している。
Amazonは現在この提案を検討中で、ゲイマンの関与に関してまだ決定は下されていない。Deadlineがコメントを求めた際、Amazonは返答を控えたとのこと。
シーズン3の制作初期段階にあるという『グッド・オーメンズ』。2025年の1月よりスコットランドでの撮影開始が予定されていた。
今後も続報が入り次第、お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)
参考元:NME
Photo:Amazon Prime Original『グッド・オーメンズ』