マーベルスターたちがNetflixの新作ドラマで共演へ

今年7月に制作が決定したNetflixの新作ドラマ『His & Hers(原題)』で、マーベルスターのテッサ・トンプソン(『マイティ・ソー』シリーズ)とジョン・バーンサル(『Marvel パニッシャー』)が共演を果たすことが分かった。米Varietyが伝えている。

まるで『アフェア』?捻りの効いたストーリー

全6話のこのドラマの原作は、英国出身のミステリー作家アリス・フィーニーの小説「彼と彼女の衝撃の瞬間」。その主演としてテッサが7月に発表されていたが、この度、ジョンと『HALO』のパブロ・シュレイバーが参加することが明らかになった。

主人公は、友人や仕事から離れることにした元ニュースキャスターのアナ。ジョージア州にある生まれ育った静かな町ダロネガで殺人事件があったことを知り記者魂に火がついた彼女は、事件の真相を探ろうとする。すると刑事のジャック・ハーパーはアナが事件に鼻を突っ込むのを疑わしく思い、捜査対象として追い込んでいく…。ストーリーのすべてに二つの側面があり、男女どちらかがいつも嘘をついている設定というのがサスペンス感を漂わせる。男女で見方が変わり、微妙に異なる複数のストーリーが展開した『アフェア 情事の行方』を連想させると言えるかもしれない。アナをテッサが、ジャックをジョンが演じる。

ジョンが演じるジャックは、前の仕事を失った後、故郷ダロネガに戻って妹と姪と同居しながら刑事として働いているというキャラクター。実はアナの夫だが、二人は喪失と裏切りによって疎遠になっており複雑な関係だ。ジャックはいい人間だが、だからといってどんな時も誤った決断をしないわけではなく、この殺人事件に深く悩まされている。

一方、パブロが演じるリチャードはTV局きっての優秀なカメラマンという役どころ。最近アナの後任になったセクシーな新キャスター、レキシー・ジョーンズの夫でもあるが、ダロネガの殺人事件を報道したいというアナにカメラマンとして同行するようことになる。

ショーランナーは『ナッシュビル カントリーミュージックの聖地』のディー・ジョンソン。脚本・製作総指揮を務めるのは『レディ・マクベス』のウィリアム・オルドロイドと『オザークへようこそ』のビル・ドゥビュークで、オルドロイドは第1話の監督も兼任する。

『ウォーキング・デッド』のシェーン役でも知られるジョンといえば、先日『一流シェフのファミリーレストラン』へのゲスト出演でエミー賞初受賞を果たしたばかり。一方のパブロも、『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』で2015年にエミー賞候補になった実力派だ。

実力派俳優たちの共演で期待がさらに高まる『His & Hers』は、この秋に撮影開始予定。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety①Variety②

Photo:テッサ・トンプソン ©NYPW/FAMOUS/ジョン・バーンサル ©NYKC/FAMOUS