全米で配信中の海外ドラマおよび映画（ドキュメンタリー・リアリティショー含む）におけるランキングトップ10（ニールセン調べ）が発表された。「オリジナルドラマ」「非オリジナルドラマ（※放映権を獲得した他社作品）」「映画」という3部門における全米でのストリーミング（配信）ランキングを紹介しよう。
配信ランキング（ニールセン調べ）
2024年7月29日（月）から8月4日（日）までの順位は以下の通り。
ドラマ（オリジナル）
- 『ザ・ボーイズ』（Prime Video／計32話）...6億6200万分
- 『ラブ・アイランド』（Hulu/Netflix/Peacock／計209話）...5億7600万分
- 『自由研究には向かない殺人』（Netflix／計6話）...5億5300万分
- 『コブラ会』（Netflix／計55話）...5億3900万分
- 『未解決ミステリー』（Netflix／計26話）...4億2300万分
- 『イーヴィル：超常現象捜査ファイル』（Netflix/Paramount+／計47話）...3億8200万分
- 『フューチュラマ』（Hulu／計155話）...3億2000万分
- 『アンブレラ・アカデミー』（Netflix／計31話）...2億8700万分
- 『メイヤー・オブ・キングスタウン』（Paramount+／計30話）...2億8200万分
- 『一流シェフのファミリーレストラン』（Hulu／計28話）...2億7600万分
ドラマ（非オリジナル）
- 『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』（Max／計18話）...13億1200万分
- 『ブルーイ』（Disney+／計154話）...11億6800万分
- 『グレイズ・アナトミー』（Hulu/Netflix／計431話）...9億3300万分
- 『ファミリー・ガイ』（Hulu／計433話）...9億1000万分
- 『プリズン・ブレイク』（Hulu/Netflix／計90話）...7億5800万分
- 『クリミナル・マインド FBI行動分析課』（Hulu/Paramount+／計349話）...7億4500万分
- 『ボブズ・バーガーズ』（Hulu／計268話）...7億3400万分
- 『All American（原題）』（Netflix／計106話）...7億2200万分
- 『NCIS～ネイビー犯罪捜査班』（Netflix/Paramount+／計468話）...7億700万分
- 『LOST』（Hulu/Netflix／計121話）...6億7800万分
映画
- 『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』（Netflix/Paramount+）...6億9700万分
- 『猿の惑星／キングダム』（Hulu）...5億6000万分
- 『Trolls Band Together（原題）』（Netflix）...5億600万分
- 『ゴーストバスターズ／フローズン・サマー』（Netflix）...4億7600万分
- 『サンディ・チークスのビキニタウン救出大作戦』（Netflix）...4億1400万分
- 『タロット 死を告げるカード』（Netflix）...2億9100万分
- 『Land of Bad（原題）』（Netflix）...2億8200万分
- 『コードネーム U.N.C.L.E.』（Netflix）...2億4600万分
- 『モアナと伝説の海』（Disney+）...2億4000万分
- 『デッドプール』（Disney+/Max）...2億3300万分
※配信先は、現地アメリカでのプラットフォームを記載。
7月26日（金）からパリ五輪が始まったことでドラマ・映画の視聴時間が全体的に大きく下がる中、総合部門の首位に立ったのは、8月4日にシーズン2フィナーレがリリースされた『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』で、前週の総合4位から3つ順位を上げた。その視聴時間は13億1200万分と、7週連続で10億分超えを達成。同作がケーブルテレビの米HBOで放送されてもいることを考えると、動画配信サービスの数字だけでこの数字を叩き出しているのは驚きだ。
そのほかの注目ポイントは、総合5位に入った『プリズン・ブレイク』。米FOXにて2005年から2017年にかけて放送された日本でもおなじみの人気ドラマは、アメリカでは以前からHuluで配信されていたが、新たにNetflixでも見られるようになったことでトップ5入り。『SUITS／スーツ』のようにNetflixでの配信を機にリバイバルヒットを飛ばすだろうか。リブート版企画も進められており、今後の動向が気になるところだ。
総合部門のトップ10のうち1位から9位まではドラマ（非オリジナル）部門と同じ顔ぶれに。唯一10位だけは、ドラマ（非オリジナル）部門で10位の『LOST』（6億7800万分）を僅差で上回った映画部門のトップ、トム・クルーズ主演のアクションシリーズ2作目『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』（6億9700万分）が手にしている。
映画部門ではこのほかにもシリーズ作品が数多くランクイン。日本でも今年公開された『猿の惑星／キングダム』と『ゴーストバスターズ／フローズン・サマー』が2位と4位につけたほか、世界中で大ヒット中の『デッドプール＆ウルヴァリン』のシリーズ1作目が10位に入った。9位の『モアナと伝説の海』も今年終わりに続編の公開を控えており、今後順位をさらに上げていくかもしれない。
（海外ドラマNAVI）
Photo:『プリズン・ブレイク』© 2008-2009 Fox and its related entities. All rights reserved.／『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』© 2024 Home Box Office, Inc. All rights reserved.
