英国貴族と使用人たちの人間模様を描いた人気ドラマ『ダウントン・アビー』シーズン1~3でマシュー役を演じたダン・スティーヴンスが、12年前の降板を回想している。
人気絶頂の中で決意した降板
米Business Insiderのインタビューでダンは、『ダウントン・アビー』を去ったのは、創作上の相違と他の機会を探りたかったからだと理由を明かしている。その降板からすでに12年もの年月が経つが、ダンが当時を振り返り、人気が爆発していた番組を去るリスクについて語った。
「そのようなリスクを冒すには、恐怖や戸惑いを伴うものです。その過程は、降板が何を意味するのか、どのように(物事が)進展してくのかを発見することです。辞めた時は、そういった質問の答えが全く分からなかったけど、何年もかけて少しずつ答えていくのは楽しくもありました」
さらに、「降板から10年以上が経ち、番組や出演経験を振り返り、違った見方をすることはありますか?」との質問に、「特にないですね」と答えたダン。「この番組に対するファンの愛がずっと続いていて、今も人々が番組を発見し続けているのは素晴らしいことだと思います。今でも隔週ぐらいで、シーズン3のラストで起きたことが信じられないというメッセージが届きますが、この番組への愛をずっと持ち続けているし、本当に良い思い出です」とも述べている。
『ダウントン・アビー』の出演当時、ダンにとってマシューは、それまで演じた中で一番大きな役だったため、かなり降板には勇気がいったに違いない。しかし、その決断が吉と出たことは言うまでもない。降板の2年後には、ハリウッド大作映画『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』に出演し、3シーズンにわたって製作された人気ドラマ『レギオン』に主演。『野性の呼び声』ではハリソン・フォードと共演し、『ゴジラ×コング 新たなる帝国』では重要なキャラクターを演じた。
今後も、映画界とドラマ界を又にかけて活躍するダンの演技に注目していきたい。『ダウントン・アビー』シーズン1~6はU-NEXTにて配信中。映画第3弾の製作も進行中!
(海外ドラマNAVI)
Photo:『ダウントン・アビー』(c) 2010 Carnival Film & Television Limited. All Rights Reserved.