『ダウントン・アビー』ヒュー・ボネヴィル、今後について見解を述べる「やめるにはちょうどいい時期かもしれない」

20世紀初頭の英国を舞台に、貴族とその使用人たちの複雑な人間模様を描いて大ヒットした『ダウントン・アビー』。本作でグランサム伯爵ロバート・クローリーを演じるヒュー・ボネヴィルが、シリーズの今後について見解を述べた。米Hollywood Reporterが報じている。

6シーズン続いた後、映画版2作が製作された『ダウントン・アビー』。2019年に公開された映画版の続編となる『Downton Abbey: A New Era(原題)』では、1920年代末期が舞台に、先代伯爵夫人バイオレット(マギー・スミス)が、大昔に出会った男性が遺した南フランスの別荘を相続したことを家族に打ち明けるところから物語は始まる。一家は海を越えてこの地を訪れることになり、バイオレットの隠された過去についても明らかになっていく。

ドラマシリーズでおなじみのキャストの他に、ヒュー・ダンシー(『ハンニバル』)、ローラ・ハドック(『ダ・ヴィンチと禁断の謎』)、ナタリー・バイ(『オートクチュール』)、ドミニク・ウェスト(『アフェア 情事の行方』)らが新たに参加。サイモン・カーティス(『黄金のアデーレ 名画の帰還』)が監督を務め、シリーズのクリエイターであるジュリアン・フェロウズが脚本を担当した。

これら映画版の成功により、シリーズがテレビシリーズとして復活するのではという噂が絶えない。そのような噂に対して、ヒューは次のように話した。

「テレビシリーズに戻るという話は聞いていません。でも、もしあるとしたら、リブートになるんじゃないでしょうか。オリジンストーリーという形とか…。この手の作品は明らかに需要があります。(Netflixの)『ブリジャートン家』は見事な成功を収めました。若い世代を取り込んで、フロック姿の人々を楽しませることができるのなら、それに越したことはないでしょう。

でも、私たちがキャストとして戻ってくる可能性は極めて低いと思います。テレビシリーズから7年も経っているのですから。映画版2作のような形で戻ってくるのはとても素敵なことですが、『スター・ウォーズ』があちこちでスピンオフを製作しているように、まったく新しい世代が登場することになると思います」

だが、もしテレビシリーズが復活して、出演を依頼されたとしたらと聞かれると、「全くもって考えたこともありません。想像できませんね。ですが、絶対にないとは言いません。見合った報酬のためなら何でもしますよ」とジョーク混じりに答えた。

そして、映画第3弾の可能性については、「現実的な話をすると、この作品はその道筋をたどりきったと思うので、やめるにはいいタイミングだったと思います。3作目はどうなんでしょうね。将来のことをあれこれ考えるつもりはないですが、しばらくは、そうだな、続けてみようかな、と思っていた時もありました。でも、その思いはちょっと弱まってきたと思います。2作目はとても楽しくて、物語を締めくくるのにふさわしい作品だったと思います。そして、ちゃんと終わることができるように感じています。まだ、次を製作する道への扉は開いていますが、やめるにはちょうどいい時期かもしれないですね」と述べた。

『ダウントン・アビー』ドラマ版&映画第1弾は、U-NEXTAmazon Prime VideoHuluにて配信中。

(海外ドラマNAVI)

\『ダウントン・アビー』を観るならココ!/

U-NEXTで観る

 

Amazon Prime Videoで観る

 

(2022年6月時点での情報です)

Photo:『ダウントン・アビー』Twitterアカウント(@DowntonAbbey)より