第76回エミー賞授賞式のホストは歴史を作り続ける親子俳優!

開催まで1ヵ月を切った第76回エミー賞授賞式のホストがついに決定した。米Varietyなど複数のメディアが報じている。

『シッツ・クリーク』で同時受賞した初の父と息子に

米ロサンゼルスで9月15日に行われる第76回エミー賞授賞式。そのホストを、コメディドラマ『シッツ・クリーク』でおなじみのユージン&ダニエル・レヴィ親子が務めることが明らかに。

裕福なローズ家の人々が財産を失った後、辺境の地シッツ・クリークで暮らす日常をユーモラスに描き、2015年から2020年にかけて6シーズンにわたって続いた『シッツ・クリーク』で親子役を演じたユージンとダニエル。同作は2020年に発表された第72回エミー賞(コロナ禍のためリモートで実施)で、コメディシリーズ部門の作品賞・主演男優賞・主演女優賞・助演男優賞・助演女優賞・監督賞・脚本賞という主要7部門を独占。ユージンとダニエルを含むローズ家の4人家族全員がトロフィを手にする最高の形で大団円を迎えていた。これにより、ユージンとダニエルは同じ年に主要部門を同時受賞した初めての父と息子に。

ユージンとダニエルは今回のホスト役について、次のような声明を発表。「文字通り隔離された状況でエミー賞を手にしていた二人のカナダ人にとって、今年、実際のシアターで開催される授賞式のホストを務められるというのは最高のモチベーションです。9月15日、テレビ界の素晴らしい一年を祝い、皆さんと一緒に過ごすのが待ちきれません」

なお、4年前のエミー賞で前述した通りの偉業を成し遂げたユージンとダニエルは、今回エミー賞のホストを務める初めての父と息子という新たな歴史も作ることに。デュオでのホストは、第70回を担当したマイケル・チェ&コリン・ジョストというコメディアンたち以来、21世紀では2組目となる。

ちなみに彼らがこうした授賞式の壇上に二人で立つのは初めてではない。2020年に行われた第26回俳優組合賞(SAG賞)授賞式で、3分間に及ぶモノローグを披露して会場を沸かせていた。

エミー賞を主催するテレビ芸術科学アカデミーの会長クリス・アブレゴは、「二つの世代に跨るコメディ界の天才二人をエミー賞のホストとして迎えられたことにワクワクしています。スクリーン上で大笑いするような瞬間を何度も作り上げてきたユージンとダンが一緒なら百人力です。ファンにお披露目するのが楽しみです」とコメント。

本年度のアメリカでの放送権を有するディズニー・テレビジョン・グループのクレイグ・アーウィック会長も、「ユージンとダンのコメディアンとしての勘の良さと超人的な能力は視聴者の心を鷲掴みにし、今年のエミー賞を最高に盛り上げてくれるでしょう」と期待を寄せている。

ちなみに父のユージンは、本年度も旅番組『旅嫌いユージン・レビィのトラベルガイド』でエミー賞候補となっている。二人のホストぶりはもちろん、ユージンが新たなトロフィーを手にするか否かも気になるところだ。

第76回エミー賞授賞式とレッドカーペットは、日本ではU-NEXTにて9月16日(月)に独占ライブ配信。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety米Deadline