キット・ハリントンが『ゲーム・オブ・スローンズ』前日譚を観ることができない理由とは?

世界中で社会現象を巻き起こすほどの大ヒットとなったファンタジー大河ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』でジョン・スノウを演じたキット・ハリントンが、前日譚のスピンオフ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』を観ることができない理由を明かしている。

後日譚よりも前日譚の方が作りやすい?

AP通信のインタビューで、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』を視聴したかどうか質問されたキットは、「ただ、観ることができないんです」と回答。その理由については、「自分としては、ただあの世界で長く過ごしすぎたからだと思います。彼らの幸運を祈っているし、素晴らしい番組で非常にうまくいっていると聞いています。でも、僕はあの番組は観ないだろうし、『ゲーム・オブ・スローンズ』もこの先数年間は観ないと思います」と説明した。

キットは、ジョン・スノウを主人公にした続編スピンオフでフランチャイズに戻る予定だったが、今年4月に同企画が棚上げになったことが明らかに。自身が発案したプロジェクトが実現しなかったことも、『ゲーム・オブ・スローンズ』や前日譚スピンオフから距離を置きたいと感じる理由かもしれない。

また少し前にキットは米Colliderのインタビューで、続編よりも前日譚の方がスピンオフとして作りやすいだろうとも述べていた。『ブレイキング・バット』の前日譚スピンオフ『ベター・コール・ソウル』と『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』を例に挙げ、「前日譚の制作は自然だと思います」と言及。「前日譚を作る頃には、(本家の)キャストの多くが出演を終えています。“誰を再起用するのか?”とか“同じ人たちを再び起用するのか?”という感じで、前日譚の方がやりやすいということに驚きはありません。やりやすいというよりは、より自然な方向へ進めるでしょうね」

なお、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』を視聴しないことを選んだ本家シリーズのキャストはキットだけではない。デナーリス・ターガリエンを演じたエミリア・クラークも昨年のインタビューで、前日譚スピンオフの視聴は「まるで自分の学年とは違う年の同窓会に行くみたいなもの」だと表現し、「視聴を避けています」と答えていた。

『ゲーム・オブ・スローンズ』の放送終了後にキットは、マーベル映画『エターナルズ』や『モダン・ラブ』シーズン2、『エクストラポレーションズ:すぐそこにある未来』などに出演。米Maxにて8月11日(日)に配信スタートする『インダストリー』シーズン3にゲストとして登場する。

『ゲーム・オブ・スローンズ』全8シーズン、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』シーズン1~2はU-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety

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