賞金1500万円!視聴者参加型の実験的な殺人ミステリードラマが登場

近年、視聴者が物語の展開や結末を選択できるインタラクティブなドラマシリーズや映画が登場しているが、新たに画期的な番組が登場する。新作ミステリードラマ『Dreamcrusher(原題)』では、視聴者が番組内で描かれる殺人事件の手がかりをスクリーン内外で探して番組に参加し、幸運な視聴者一人が賞金10万ドル(約1500万円)を獲得できるという。

フィナーレまでに謎を解き高額賞金をゲット

『Dreamcrusher』は、無料ストリーミングプラットフォームReveelが手掛ける初の脚本付きドラマシリーズ。物語の中心となるのは、スーパースターになるはずだった朝に死体で発見されたポップシンガーのグウィン。刑事たちは彼女の殺人事件を解決するために、殺害前夜にグウィンの故郷で開催された祝賀コンサートから彼女の足跡を辿っていく──。

視聴者は、番組の各エピソードに隠された手がかりと現実世界に仕掛けられたボーナスの手がかりを組み合わせて、結末がお披露目されるまでに、誰がグウィンを殺したのかを暴き、謎を解いた視聴者の一人が高額賞金を手にできるという仕組み。

7話構成となるシリーズは、ロサンゼルスとマサチューセッツ州ウスター、カナダのオンタリオ州ウィンザーで撮影予定。事件の捜査に参加したい人々が視聴することで、視聴数が増加することが期待できそうだ。

監督・脚本・ショーランナーを務めるのは、『ハザード・オブZ』の脚本を執筆したギャヴィン・マイケル・ブース。これまでにブースは、世界初のライブストリーミング映画となるブラムハウス製作の短編ホラー映画『Fifteen(原題)』を手がけ、シングルテイクで撮影された分割画面の長編映画『Last Call(原題)』の監督としても知られており、実験的な作品で定評のあるクリエイターだ。

ブースは革新的なドラマシリーズについて、次のように語っている。「ユニークなエンターテインメントを作りたいという、自分がやりたいことの延長線上にある番組に携われることにワクワクしています。『Dreamcrusher』は、ドラマシリーズを生み出すだけでなく、ソーシャルメディアやそのほかのフォーマットを通じて様々なメディアコンテンツを作成するという課題を私に課してくれます。また、視聴者が探偵スキルを磨くだけでなく、究極の賞を持ち帰ることのできる番組を手掛けるのも楽しいですね」

『Dreamcrusher』はReveelで配信され、iOSデバイスとAndroidデバイス、Roku、Apple TV、Fire TVからアクセスが可能。配信開始時期は未定だ。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety

Photo:Pixabayより