『NCIS』ニック&ジミー役キャスト、自身のキャラクターに遂げてほしい最期を語る

米CBSの看板番組『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』でシーズン14よりチームの一員となり、ニコラス・“ニック”・トーレスを演じるウィルマー・バルデラマと、シーズン1よりジミー・パーマー役を演じるブライアン・ディーツェンが、自身のキャラクターに遂げてほしい最期について語っている。

 

「善人として死にたい」

昨年の二重ストライキの影響で、エピソード数が全10話と短くなったシーズン21は、最終話が5月6日に現地で放送された。

Peopleによると、モナコ公国で開催されたモンテカルロTVフェスティバルのパネルに登壇したウィルマーが、「あなたのキャラクターが死ななければならないとしたら、どんな最期を遂げてほしいですか?」と質問され、「『トレーニング デイ』のデンゼル・ワシントンのように、ただ死ぬだけです」と回答した。

2001年公開の同映画では、デンゼル演じる汚職警官アロンゾ・ハリスが、ロシアのマフィアに待ち伏せされて殺害された。

さらに、「悪者ではなく、もちろん善人として死にたいですけどね。弾丸の嵐が飛び交うなか、何とか家族を守るんです。ただ弾丸の嵐が押し寄せて、バイオリンと雨が降りしきる音をバックに、雄々しく死んでいくのが目に浮かびます」とも付け加えた。

ウィルマーは、ニックがかなりドラマチックな死を迎えることを望んでいる様子。その場に同席したジミー・パーマー役のブライアン・ディーツェンが、そのアイデアに「白い鳩も飛ばしたら?」と意見すると、ウィルマーは「いや、鳩はダメだ。ちょっとニコラス・ケイジっぽすぎるよ」とユーモアで応答した。

ジミーの最期は…?

対するブライアンは、シーズン1より演じ続けているジミーの死について、以前から考えていたという。長年にわたり、『NCIS』がALS(筋萎縮性側索硬化症)協会に協力してきたことに言及し、ジミーがALSで亡くなるアイデアを考えていたと、こう語っている。

「酷い疾患です。(ジミーがALSで死んだら)美しくも悲劇的で、悲しいでしょうね。ALSに罹患した人物が、時間の経過とともに病気が進行していくのを目にするんです。特に科学者であり医者である彼のような人物が、時間の経過とともに身体的能力をコントロールできなくなり、それを隠そうとするけど、最終的に亡くなるまで精神は衰えない…。本当に恐ろしい病気です」

今後のシーズンでニックとジミーが帰らぬ人にならないことを願うばかりだが、演じる本人たちは自身が演じるキャラクターが迎えてほしい最期について、すでに答えが出ているようだ。

すでに更新済みのシーズン22の放送開始時期は未定。日本ではHuluにてシーズン1~20が配信中。(海外ドラマNAVI)

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