ドナルド・トランプの有罪判決にハリウッドが反応

11月に控えるアメリカ大統領選挙の有力候補と見られるドナルド・トランプが5月30日に有罪判決を受けた件に、ハリウッドのセレブたちが反応している。米Deadlineが伝えた。

ケイティ・ペリー、ロバート・デ・ニーロも…

トランプ前大統領は自身の不倫の口止め料を不正に処理したとして合わせて34件の罪に問われていたが、ニューヨークで行われた裁判では陪審員たちが全員一致で34の罪状すべてで有罪とする評決を下した。7月11日に量刑が言い渡される。判決直後に不満を漏らしていたトランプは控訴すると見られており、およそ半年後に迫った大統領選挙への立候補は今も可能だが、今回の有罪判決を受けて再選に向けた逆風は強まるものと考えられている。

そんな中、トランプにもともと批判的なハリウッドのセレブたちが次々とこの件についてコメント。その主な内容をご紹介しよう。

1億のフォロワーを抱える人気アーティストのケイティ・ペリーは、「レッツ・ゴー(LFG)」と一言だけコメント。

人気小説家のスティーヴン・キングは「大統領選挙の共和党候補は、有罪になった重罪犯だ」と綴った。

1970年代のドラマ『紅い旋風!ワンダーウーマン』などでDCのスーパーヒーロー、ワンダーウーマンを演じたリンダ・カーターは「34という番号が大好きになったわ」と、トランプが有罪となった罪状の数をイジっている。

同じくトランプの34をネタにしたのは、『スター・トレック/宇宙大作戦』のスールー役で知られるジョージ・タケイ。「今後は彼のことを45(第45代目大統領)ではなく34で定義すべきだ」と綴っている。

『グッド・ワイフ』『グッド・ファイト』のクリエイターであるロバート・キングは、『グッド・ファイト』をもじった「グッドバイ」という画像を投稿し、トランプに別れを告げた。

『スター・ウォーズ』シリーズのルーク・スカイウォーカー役で知られるマーク・ハミルはシンプルに、「有罪(guilty)」という赤い文字が並んだ画像をポスト。

イリアナ・ダグラスは、『グッドフェローズ』や『ケープ・フィアー』で共演したロバート・デ・ニーロの画像をInstagramにアップ。葉巻を加えた彼が喜ぶ姿を投稿することによって、以前から彼と対立してきたトランプの“敗北”を強調した。

ロバート・デ・ニーロ当人も、ニューヨークで新作映画『Ezra(原題)』のプロモーションのために米Varietyの取材を受けた際にこの件について言及した。「正義は下された」として、「俺の国をこの男は壊そうとした。そういうことだ。彼はクレイジーだよ」と述べている。

そのほかにも、『タイタニック』のフランシス・フィッシャー、『私立探偵マグナム』のジェイ・ヘルナンデス、『サマー・オブ・サム』のジョン・レグイザモ、『大草原の小さな家』のメリッサ・ギルバート、『救命医ハンク セレブ診療ファイル』のヘンリー・ウィンクラー、『シー・オブ・ラブ』のエレン・バーキン、『Hey!レイモンド』のブラッド・ギャレット、『LEFTOVERS/残された世界』のキャリー・クーン、『ユニークライフ』のマイケル・ラパポート、『コミ・カレ!!』のイヴェット・ニコール・ブラウン、『エージェント・オブ・シールド』のパットン・オズワルト、『グッド・ワイフ』のアナ・ガステヤー、『ブルック・シールズのハロー!スーザン』のキャシー・グリフィンといった俳優たち、『スタンド・バイ・ミー』の監督であるロブ・ライナー、『ママと恋に落ちるまで』のクリエイターであるクレイグ・トーマスらが反応していた。

(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline米Variety