ショーン・ビーン、英BBCの新作ドラマでギャングのリーダー役に!

『ゲーム・オブ・スローンズ』『スノーピアサー』のショーン・ビーンが、歴史ドラマ『ラスト・キングダム』のショーランナーによる英BBCの新作ドラマに出演することが分かった。英Radio Timesが伝えている。

ブライドや欲望でゆがんだ家族、愛についての物語

『ラスト・キングダム』のスティーヴン・ブッチャードが企画と脚本を務める新作クライムドラマ『This City Is Ours(仮題)』に出演することが決定したショーン。この作品で彼が演じるのは、コロンビアから船でコカインを仕入れているギャングのリーダーだが、引退を視野に入れ始めたロニー・フェランという役だ。

ロニーの長年の友人で右腕のような存在であるマイケル・カバナー役に起用されたのはジェームズ・ネルソン=ジョイス(『レスポンダー 夜に堕ちた警官』)。マイケルはダイアナという女性と恋に落ちて以来、足を洗うことを考えるようになり、ロニーとともに裏社会から抜け出したいという誘惑に駆られる。そんな中、マイケルはロニーの冷酷な息子ジェイミーと対立するように。マイケルは父親が築いた帝国を誰とも共有したくないと考えており、そのためなら闘うことも辞さない。マイケルとジェイミーは、自分たちのギャング団を時代に沿ったものにしたいという考えは同じながらも、その支配をめぐって争うことになる。ただしマイケルにとって最大の闘いは、愛する女性と子どもを守るためのものだった…。

ギャング抗争などが描かれそうなシリーズは「野望、ブライド、欲望などによって壊され、ゆがめられた家族や愛についての物語」になるという。

ショーンとジェームズのほかには、ジャック・マクマレン(『フォードvsフェラーリ』)、ジュリー・グレアム(『シェトランド』)、ハナ・オンスロウ(『ベルグレービア 新たなる秘密』)、スティーヴン・ウォルターズ(『アウトランダー』)、ローラ・エイクマン(『ブリティッシュ・ギャングスター ~仁義なき抗争~』)、ケヴィン・ハーヴェイ(『裏切りの影』)、ダーシー・ショウ(『ベイカー街探偵団』)、シアーシャ=モニカ・ジャクソン(『デリー・ガールズ ~アイルランド青春物語~』)などが出演。ソウル・ディブ(『フランス組曲』『ソールズベリ 毒殺未遂事件』)が監督を務める。

ショーンとジェームズ、そしてジャックの3人は2021年の刑務所ドラマ『Time(原題)』ですでに共演済。ショーンとスティーヴン・グレアムの共演が話題を呼んだ同作は2021年にBBCで放送された新作ドラマの中で最高記録を叩き出すほど評判となった。

ジェームズは「このエキサイティングな作品に参加することができて非常に光栄に思います。第1話の脚本を読んだ時から、犯罪、忠誠心、そして何よりも愛を描く魅力的な物語になんとしても参加しなければいけないと分かっていました」とコメント。出演の喜びと気合いを明かしている。

全8話から成る『This City Is Ours』はイギリスのリヴァプールとスペインで撮影。英BBCでの解禁日はまだ発表されていない。(海外ドラマNAVI)

参考元:英Radio Times

Photo:ショーン・ビーン ©FAM020/FAMOUS