人気ドラマ『スタートレック ディスカバリー』のシーズン4が5月2日(木)よりスーパー!ドラマTV #海外ドラマ☆エンタメにて日本初放送。
最先端のARウォールで魅せる映像美は必見
本作のクリエイターを務めるのは、『HAWAII FIVE-0』や『FRINGE/フリンジ』、そして『スター・トレック』シリーズの『~ピカード』や『~ストレンジ・ニュー・ワールド』も手掛けるアレックス・カーツマン。このシーズン4では、シリーズ冒頭で罪人となってしまったものの紆余曲折を経てディスカバリー号船長に就任したマイケル・バーナムの任務がついにスタートする。
第1話では、マイケルがある宇宙基地からの救難メッセージを受けて助けに向かう。ファンならずともなじみ深い「コバヤシマル」のタイトルがつけられたこのエピソード。コバヤシマルとは、宇宙艦隊アカデミーで訓練生が絶望的な状況で的確な判断ができるかを見るためのテスト「コバヤシマル・シナリオ」に登場する船のことで、シーズン4を通してマイケルが船長として直面する「選択のジレンマ」をコバヤシマルになぞらえている。ほかにも、かの偉大な艦長の名を冠したスペースドックが登場したり、フェレンギ人やオリオン人といったおなじみの種族が対策会議で集まったりと、『スタートレック』の長い歴史へのオマージュをたっぷり味わうことができる。
シーズン4でマイケルが対峙するのは、直径5光年に及ぶ巨大な重力異常(Dark Matter Anomaly=DMA)。この前代未聞の現象によって、ブックの故郷のクイジャンが跡形もなく破壊されてしまう。予測不能な動きを見せるDMAのさらなる被害を食い止めるため、ディスカバリー号はその発生源を追いかけて宇宙の彼方に飛び出す。『宇宙大作戦/スタートレック』のシーズン2第6話「宇宙の巨大怪獣」へのオマージュとなっている。シーズン全体でキャラクターたちのドラマが丁寧に描かれている理由について、ショーランナーのミシェル・パラダイスは「(撮影当時の)新型コロナの脅威に晒された国際社会が経験した、先の見えない不確かさや不安という状況や感情を深掘りしたかった」と語る。
そしてこのシーズンは、シリーズ史上初のARウォールを導入。Paramount+は『スタートレック ディスカバリー』シーズン4および『スター・トレック:ストレンジ・ニュー・ワールド』シーズン1のためにカナダのトロントに、ぐるっと囲む270度、幅およそ21m×高さ約9mの馬蹄形LEDディスプレイを建設したのだ。まさにホロデッキが現実のものに。「ARウォールが素晴らしいのは、その場所の3Dイメージを直接広い面に投影して、さらにそれがカメラの動きに合わせて移動すること。だから、役者が実際にその場所に居て動き回っているかのような臨場感が感じられる」とパラダイス。グリーンスクリーンと異なり、ARウォールは建設費以外のコストはかからず、好きなだけシーンの演出や編集ができる点も魅力だという。
シーズン4 あらすじ
船長となったバーナムはブックを伴い、ある国で外交交渉に臨むが、ちょっとした誤解から攻撃を受ける羽目に。しかし科学チームの助力で問題を解決し、無事に惑星連邦本部へ帰投する。その頃、カミナーの評議会は宇宙へ進出するかしないかで紛糾していた。しかし大長老の称号を得たサルーの意見により、再び宇宙へ目を向けることになる。そしてダイリチウムの惑星でサルーに救われたスカールは、サルーがディスカバリーに思いを馳せていることを知り、自分の思いを優先するよう助言する。
一方、連邦本部は宇宙基地のナラス司令官から救難メッセージを受け取る。急遽ディスカバリーが派遣されることになるが、新大統領のリラクが同行を申し出たためバーナムたちは戸惑う。早速ジャンプで現場へ向かうも、重力のひずみを伴う何かと衝突した影響で、基地は漂流状態にあった。そのためティリーとアディラが基地に乗り込み、司令官たちと協力して漂流を止めるが、そこへ凍ったメタンでできた大量のデブリが飛来。ティリーたちを救うには小型艇を送って基地に付着したデブリを取り除き、脱出船を動かすしかないが、その作業に誰よりも長けているのがバーナムだった。バーナムはリラクの懸念を顧みずに小型艇で基地へ向かい、危険な作業を成功させる。そして全員がディスカバリーに収容された瞬間にジャンプして全滅を回避したかに思われたが…。
『スタートレック ディスカバリー』シーズン4 放送情報
スーパー!ドラマTVにて5月2日(木)22:00より放送。
【二ヵ国語版】毎週木曜日22:00~ ほか
【字幕版】毎週木曜日24:00~ ほか
(海外ドラマNAVI)
Photo:『スタートレック ディスカバリー』シーズン4 © CBS Interactive Inc. All Rights Reserved.