韓国映画『オールド・ボーイ』ハリウッドでドラマ化決定!

2004年、第57回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した韓国映画『オールド・ボーイ』、本作の英語版ドラマシリーズが、オリジナルの映画版でメガホンを取ったパク・チャヌク監督のもと製作されることが明らかになった。米Varietyが報じている。

2013年の映画化に続きドラマ化へ

パク監督が手がけた映画版は、1996年の土屋ガロン(作)、嶺岸信明(画)による同名の漫画『ルーズ戦記 オールドボーイ』を元にしたもの。米ライオンズ・ゲートのコートニー・モックとタラ・ジョシが手がけるドラマ版で、パク監督はプロデュース・パートナーのシド・リムとともに製作も担う。

「ライオンズゲート・テレビジョンは、『オールド・ボーイ』のドラマ版を新たに生み出すという私のビジョンを理解しています。画期的かつ独創的で、リスクを恐れないストーリーテリングをブランドとする同スタジオと共に仕事ができることを楽しみにしています」とパク監督は述べた。

本作は、ある日突然何者かに拉致監禁され、理由も明かされぬまま15年後に突如解放されたオ・デス(チェ・ミンシク)が主人公。誰が一体どんな目的でこんなことを。そして復讐を誓うデスに手助けを申し出る若い女性ミド(カン・ヘジョン)。そして謎の男(ユ・ジテ)が持ち掛けた5日間の「死のゲーム」。その先には驚愕の展開が待ち受けていたというストーリー。

この映画は公開と同時に驚異的な賞賛を受け、21世紀最高の映画のひとつと高く評価されている。

ライオンズゲート・テレビジョンのエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼脚本開発責任者であるスコット・ハーブストは、「パク監督は、我々の世代で最も先見の明のあるストーリーテラーの一人であり、我々は、彼の傑作映画である本作を彼と共にドラマ化できることに興奮している。ドラマシリーズでは、この映画を名作にしたような生々しい感情の力、アイコニックな格闘シーン、臓器まで刺激されるようなスタイルがフィーチャーされるだろう」と述べた。

『オールド・ボーイ』のドラマ版は、初の英語作品ではない。2013年には、スパイク・リー(『マルコムX』)監督によるアメリカ版リメイクが製作され、ジョシュ・ブローリン(『DUNE/デューン 砂の惑星』)、エリザベス・オルセン(『ラブ&デス』)、シャールト・コプリー(『ビースト』)、サミュエル・L・ジャクソン(『ARGYLLE/アーガイル』)、そしてマイケル・インペリオリ(『HAWAII FIVE-0』)らが出演した。

オリジナル版の映画『オールド・ボーイ』は、U-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:Tartan Films/courtesy Everett Collection