不意をつかれる！どんでん返し映画【10選】

映画は、観るものを唖然とさせ、想像を覆すようなハラハラドキドキの展開を用意していることがある。ここでは、息もつけない大胆さで観客を魅了した作品をご紹介。定番の作品も多いが、「まだ観ていない！」という人は、むしろラッキーかも。度肝を抜かれる映画体験が待っているのだから！　「すでに観たよ！」という人も、結末を知ったうえで物語を見つめると、また違った気づきがあるかもしれない。

この夏、ぜひ「どんでん返し」映画で衝撃を味わってみては。

不意をつかれる！どんでん返し映画【10選】

特におすすめな映画を5つピックアップ！

『ファイト・クラブ』(1999年)

デヴィッド・フィンチャー監督の『ファイト・クラブ』は、不眠症に悩む主人公ジャック（エドワード・ノートン）があるカリスマ的な男と出会ったことで殴り合いと破壊の世界に身を投じていく、彼の暗く歪な日々を描く。

最終的に、ジャックは自身を“ファイト・クラブ”へと導くタイラー（ブラッド・ピット）と自分の間にある嘘のような真実を知ることに。

この衝撃的な結末は、観客のそれまでの物語への理解を打ち砕き、映画史上最も記憶に残るどんでん返しのひとつとなった。

『ファイト・クラブ』はDisney+（ディズニープラス）、U-NEXT（ユーネクスト）、Amazon Prime Video（アマゾンプライム）、Hulu（フール―）、などで配信中。

『オールド・ボーイ』（2003年）

パク・チャヌク監督の『オールド・ボーイ』は、韓国のネオ・ノワール・スリラーで、ある日突然拐われ、15年間監禁されていた男オ・デス（チェ・ミンシク）の物語。

主人公は妻と一人娘を持つ平凡なサラリーマン、オ・デス。ある日突然何者かに誘拐され、小さな部屋に監禁されたまま15年の月日が経過する。解放された彼は、いったい誰が、何故自分を監禁したのかを探り始めるが、その過程である女性と出会う。そして、監禁の裏に隠された衝撃的な真実と知りたくなかったデスと女性の関係を目の当たりにすることになる。

観客には、決してスッキリすることのない不信感を残した。

『オールド・ボーイ』はU-NEXT（ユーネクスト）、Hulu（フール―）などで配信中。

『プレステージ』（2006年）

世界幻想文学大賞を受賞したクリストファー・プリーストの「奇術師」を、『メメント』や『TENET テネット』などで知られるクリストファー・ノーランが映画化。マジックに人生を捧げる二人の天才マジシャンが、互いに激しいライバル心のもと壮絶な確執を繰り広げた末に行き着く驚愕の顛末を幻想的かつトリッキーに描く。

ロバート・アンジャー（ヒュー・ジャックマン）とアルフレッド・ボーデン（クリスチャン・ベイル）はある奇術師の下で修業を積んでいた。しかし、アンジャーの妻が脱出マジックに失敗して命を落としたことをきっかけに二人の仲に亀裂が入ることに…。

瞬間移動のイリュージョンのタネが明らかになることで、登場人物たちの関係は再定義される。犠牲、執着、夢と現実の曖昧な境界線といったテーマが掘り下げられていく。

『プレステージ』はU-NEXT（ユーネクスト）、Hulu（フール―）などで配信中。

『セブン』（1995年）

こちらもフィンチャー監督がメガホンを取ったサイコ・サスペンス（ちなみに、10選の中の『ゴーン・ガール』もフィンチャーが監督の作品である）。キリスト教の“七つの大罪”になぞらえた猟奇殺人を繰り返すシリアルキラーを追うミルズ（ブラッド・ピット）とサマセット（モーガン・フリーマン）という二人の刑事の姿を描く。

この映画のどんでん返しは、殺人犯ジョン・ドゥ（ケヴィン・スペイシー）の最後の殺人計画が明らかになった時に起こる。ジョンの策略に嵌められ、正義を貫いてきた者が道徳に反した行動をとってしまうことで、結果的に七つの大罪が完成するのだ。

救いのないラストは、いつまでも忘れられないインパクトを与える。

『セブン』はNetflix（ネットフリックス）、U-NEXT（ユーネクスト）、Hulu（フール―）などで配信中。

『ユージュアル・サスペクツ』（1995年）

ブライアン・シンガーが監督、クリストファー・マッカリーが脚本を担当。銃器強奪事件の面通しで集められた五人の前科者（＝“常連の容疑者”）を中心に、とある犯罪計画を卓越した構成で描く。

計画の黒幕が明らかになる瞬間は、まさに「どんでん返し」。ここまで観てきた物語がひっくり返り、複雑に張り巡らされた欺瞞の網に、観客は唖然とすることになる。

『ユージュアル・サスペクツ』はU-NEXT（ユーネクスト）、Hulu（フール―）などで配信中。

参照元：米BuddyTV

（海外ドラマNAVI）