シーズン7から米ABCへと引っ越し、スピンオフ作品以外とのクロスオーバーの可能性も噂されていた大ヒット救命ドラマ『9-1-1:LA救命最前線』はこの度、日本でも人気の高い恋愛リアリティ番組『バチェラー』とのクロスオーバーが決定。その発起人は『9-1-1』のキャストの一人だと、米Deadlineが伝えている。
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放送局が変わった『9-1-1』シーズン7、スピンオフ以外とクロスオーバー?
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エピソード冒頭は『バチュラー』スタッフが撮影
2018年より米FOXで放送されてきたが、今年3月に解禁されたシーズン7から放送局が米ABCへと移った『9-1-1』。同じタイミングで単独ショーランナーになったティム・マイナーが先日、スピンオフ『9-1-1:LONE STAR』以外の作品とのクロスオーバーに取り組んでいると話したことで、どの作品と手を組むのかについて様々な憶測が飛び交っていた。そしてついに、クロスオーバーする相手はABCで20年以上にわたって放送されている人気番組『バチェラー』であることが明らかに。
本国アメリカで4月4日(木)に放送されるシーズン7第4話「Buck Bothered and Bewildered(原題)」で実現したこの異色クロスオーバー。その実現の立役者になったのは、『9-1-1』にマディ・ケンドール役で出演しているジェニファー・ラヴ・ヒューイットだ。『ゴースト ~天国からのささやき』などでも知られる彼女は『バチェラー』のファンで、ABCへの引っ越しが決まった際にマイナーに直接提案をしたのだという。
米Entertainment Weeklyの取材に応じたマイナーは、ジェニファーから一本の電話がかかってきたとして、その時に交わした内容を次のように述べている。「彼女は『バチェラー』の大ファンで、“もし118分署が『バチェラー』の豪邸から通報を受けたら最高だと思わない?”って言ったんだ」
マイナーによると、今回のクロスオーバー実現のために『バチェラー』の人たちは信じられないほど協力的だったそう。「撮影前、彼らはどうやって番組を作っているのかを進んで教えてくれた。事件の冒頭部分を撮ったのは実際の『バチェラー』スタッフだから、まさに『バチェラー』だったんだよ。それから彼らが通報することになり、『9-1-1』の世界観に入っていく。そんな風にして出来上がったんだ。ただただ素晴らしいアイデアのように思えたよ」と話しており、今回のコラボレーションに非常に満足しているようだ。
今年の1月から3月にかけて本国アメリカで放送された『バチェラー』シーズン28でバチェラー役を務めたジョーイ・グラツィアディも登場する『9-1-1』シーズン7第4話は、もしかしたらドラマ以外の作品ともクロスオーバーするという新たなトレンドを生み出すきっかけになるかもしれない。
『9-1-1:LA救命最前線』シーズン1~6はDisney+(ディズニープラス)にて配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Deadline