『ビッグ・リトル・ライズ』5年ぶりに製作を再開した理由とは?ニコール・キッドマンが明かす

米HBOの人気サスペンスドラマ『ビッグ・リトル・ライズ』でセレステ・ライト役を演じたニコール・キッドマンが、シーズン3の始動に自身の娘が一役買っていたと明かしていたが、その他にも新シーズンに取り組む動機があったようだ。

物語の濃さについて話し合っている

リアン・モリアーティの同名ベストセラー小説をドラマ化した本作は、もともとリミテッドシリーズとして製作されたが、高い評価と高視聴率を受けてシーズン2へ更新。しかし、シーズン1~2で監督・製作総指揮を務めたジャン=マルク・ヴァレ(『ダラス・バイヤーズクラブ』)が2021年末に他界したことで、シーズン3の実現は不可能ではないかと見られていた。

そんななかニコールは、『ビッグ・リトル・ライズ』を視聴して大ファンになったという15歳の娘サンデーちゃんの後押しを受け、共演者で製作総指揮も務めるリース・ウィザースプーンとシーズン3を前進させるべく話し合うようになったと明かしていた。

米IndieWireの取材に応じたニコールが、シーズン3を製作したいと思った別の動機にも触れている。2019年にシーズン2の放送が終了してからの5年間の休止期間があったおかげで、登場人物の人生における新たな時点で、彼らの物語を再び紡ぐ自然な機会が訪れたのだという。その5年間では、新型コロナウイルスのパンデミックや、全米脚本家組合・全米映画俳優組合のストライキが起こり、シーズン3に着手したくとも出来ない状態にあった。

その期間を振り返ったニコールは、「私たちは常に物語の濃さについて話し合ってきましたが、彼女たちの人生と子どもたちの人生の次章には、実際に信じられないほどの深みがあるため、時間がかかったんです。子どもは成長しますからね。それって素晴らしいことです」とコメントし、シーズン3では主要キャラクターの成長した子どもたちが、ストーリーに深く絡んでくる可能性を示唆した。

またニコールは、シーズン2から期間が空いてしまったがために、主要キャストのスケジュール調整が難しくなったことに言及しつつも、キャストの絆の深さにより、シーズン3が実現するとも述べている。「みんなバラバラになって、ほとんど顔を合わせることがなかったら状況は違うと思うけど、まだ全員がしっかりと繋がっている時は可能なんです。一緒に時間を過ごしたいという意志がありますからね」。

シーズン3のプロットやタイムライン、復帰するキャストなどの詳細について続報を待ちたい。『ビッグ・リトル・ライズ』シーズン1~2はU-NEXTにて配信中。

(海外ドラマNAVI)

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