大人気シットコム『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』の主人公シェルドンを演じたジム・パーソンズが、シェルドンの少年時代を描くスピンオフ『ヤング・シェルドン』の終了にあたってその思いを語った。米Entertainment Tonightが報じている。
カムバックは美しかった!
今月初め、『ヤング・シェルドン』のシリーズ・フィナーレで、『ビッグバン★セオリー』のキャスト二人が出演することが発表された。エイミー・ファラ・ファウラー役のメイム・ビアリクがジムとともに出演。『ビッグバン★セオリー』が2019年に終了して以来、二人がスクリーンで共演する初めての機会となる。
すでにフィナーレのシーンを撮影したジムは、愛するキャラクター、シェルドンとしてのカムバックを"美しい"と表現した。
「とても美しかった。予想以上に美しかった。僕がこの仕事でワクワクした理由のひとつは、彼らが書いた脚本が、とてもスイートで、『ヤング・シェルドン』の中に僕とメイムを見事に組み込んだからなんだ。みんなもそう思ってくれるといいな」
12シーズンにわたって放送された『ビッグバン★セオリー』は、テレビ史上最長寿のマルチカメラ・シリーズ(観客ありで撮影)だが、『ヤング・シェルドン』はシングルカメラ・シリーズ(観客なしで撮影)のため、ジムにとってその経験は“特別”なものだったようだ。「彼らの収録方法はシングルカメラだったから、僕らにとっても、全体の撮影自体が本当に特別な経験だったんだ」と続けた。
すぐにはシェルドンに戻れなかった?
ゲスト出演するジムとメイムがどのように『ヤング・シェルドン』の物語に入り込むかについての詳細はまだ伏せられたままだ。ジムは『ヤング・シェルドン』でナレーターとエグゼクティブ・プロデューサーとしての役割を担ってきたが、出演となると話は違ったようだ。
「最初の読み合わせを終えた後、すぐに撮影はしなかった。ただセットに入って感触を確かめたんだけど、メイムが僕に“なんかね…もっとちゃんとできる自信があると思ったんだけど”って言ったときが最高だった。だって“僕も同じだよ”って言ったからね。(シェルドンに戻るのは)古い靴を履くようなものだと思っていたんだけど、1時間くらいは履けなかった、つまり役になりきれなかったんだ。シェルドンみたいに話すのてどうだったかな、ってね。少し変な気分だったよ」と振り返った。
『ヤング・シェルドン』では、若き日のシェルドン・クーパー(イアン・アーミテイジ)を描いており、天才少年として偉業への道を歩む子供時代のドタバタを描いている。シェルドンは、母のメアリー(ゾーイ・ペリー)、父のジョージ・Sr(ランス・バーバー)、兄ジョージー(モンタナ・ジョーダン)、双子の妹ミッシー(レイガン・リヴォード)といったクーパー家の家族とともに成長していく。
さらに、ジョージーと彼女のマンディ(エミリー・オスメント)を中心とした新たなスピンオフの製作も決まっている。
『ヤング・シェルドン』シリーズフィナーレは米CBSで5月16日に放送予定。日本では、シーズン1~5がU-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ビッグバン★セオリー』© Warner Bros. Entertainment Inc