ペドロ・パスカル、下積み時代にホームレス寸前だった?あの人気ドラマに救われていた

大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で注目されたペドロ・パスカルは、今や『マンダロリアン』『THE LAST OF US』に主演するトップスターとなったが、下積み時代はホームレス寸前だったそうだ。『バフィー ~恋する十字架』のゲスト出演に救われたと述べている。

銀行口座に7ドル…

ペドロは、1999年にアメリカで放送された『バフィー』シーズン4第1話「フレッシュマン」にエディ役でゲスト出演した。わずか1話の出演だったが、売れない俳優で生活に困窮していたペドロにとってはライフセーバーとなり、米Entertainment Tonightのインタビューで、こう振り返っている。

「(俳優業の)下積み時代が15年間も続きました。それは、医者にかかったり、手術を受けたり出来ないので病気になれないし、銀行口座に7ドルもなくて家賃を払えないことを意味しています。だから、『バフィー』の再放送料に窮地を救われて、そのおかげで諦めることなく、ハリウッドに留まることが出来ました」と、『バフィー』に対する感謝の気持ちを語った。

【『バフィー』ペドロの出演シーン】

その後も、『NYPD BLUE ~ニューヨーク市警15分署』や『LAW & ORDER』シリーズなどに単発のゲスト出演を重ねたペドロは、人気リーガルドラマ『グッド・ワイフ』シーズン1~2でネイサン・ランドリー検事役を演じ、初めてまとまった話数でシリーズ出演を果たす。その後も単発のゲストが何年も続いたが、ついに『ゲーム・オブ・スローンズ』のオベリン・マーテル役で大きなチャンスを掴み、『グレイスランド 西海岸潜入捜査ファイル』では11話にわたって登場した。

ドラマシリーズでかなりおなじみの存在となったペドロは、ついにNetflixのドラマ『ナルコス』で主役の座を手にし、『キングスマン:ゴールデン・サークル』や『イコライザー2』といった大作映画にも参加を果たす。そして、なんといってもペドロの成功を決定づけたのは、『スター・ウォーズ』シリーズで初となる実写版ドラマ『マンダロリアン』への主演だろう。続けて、人気ゲームの実写版ドラマ『THE LAST OF US』でも主役も射止め、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍を続けている。

そんなペドロは、マーベル・シネマティック・ユニバースでリブートされる映画『ファンタスティック・フォー』でスーパーヒーローチームのリーダー、リード・リチャード役で主演することが決定。『THE LAST OF US』シーズン2や『グラディエーター』の続編も控え、今後の活躍がますます期待されている。

(海外ドラマNAVI)

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