ジャレッド・パダレッキ主演『WALKER/ウォーカー』はいつまででも続く!?

DCのアローバースなど数多くの人気ドラマを生み出してきた米CWは、2022年に米Nexstarに買収された後、脚本付きの番組が軒並みキャンセルとなった。だがCWは、ジャレッド・パダレッキ(『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』)主演ドラマ『WALKER/ウォーカー』を含む複数シリーズの放送は、しばらく続けたいとの意向を示している。

予算の都合による打ち切りの対象外?

CWでは買収後、『THE FLASH/フラッシュ』『リバーデイル』『ナンシー・ドリュー』『ウィンチェスターズ』といったシリーズが次々に終了。アローバース作品で唯一生き残っていた『スーパーマン&ロイス』も、来たるシーズン4が最終章になることが発表されている。

そんな中、テレビ批評家協会(TCA)のプレスツアーにて、CWエンターテインメント部門の責任者ブラッド・シュワルツが、シーズン4に突入する『WALKER』とシーズン6へ更新された『All American(原題)』、そのスピンオフでシーズン3が待機中の『All American: Homecoming(原題)』に言及。「これらの番組でCBSとワーナー・ブラザースは我々と協力し、視聴率さえ保てれば番組を維持できない理由はないという、経済的な領域までの到達を可能にしてくれました。もはや経済的な問題ではなく、創造性と視聴率の問題なのです」

その発言から察するところ、CWはこれら3シリーズを存続させるためにライセンス料を低く抑えることができた模様で、ワーナー・ブラザース・テレビジョンが制作する『All American』と『All American: Homecoming』、CBSスタジオによる『WALKER』の国際市場の売上を考慮すると、CWの前オーナーである2社にもメリットがあるようだ。特に、アメリカンフットボールをテーマに描く青春ドラマ『All American』は、大きな利益を生むストリーミング契約をNetflixと結んでいる。

CWが今後も期待を寄せている『WALKER/ウォーカー』は、1993年から8シーズンにわたり放送された『炎のテキサス・レンジャー』のリブート版で、シーズン4は4月3日(水)に放送開始予定。日本ではU-NEXTにてシーズン1が配信中。『All American』シーズン6はCWで4月1日(月)に放送開始、そのスピンオフとなる『All American: Homecoming』シーズン3のリリース日は未定。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline①米Deadline②

Photo:『WALKER/ウォーカー』© 2022 The CW Network, LLC. All Rights Reserved.