『スクリーム』脚本家のもと、ドラマ版『裏窓』『ゲーム』などが進行中

人気ホラー映画『スクリーム』シリーズで脚本を手掛け、青春ドラマ『ドーソンズ・クリーク』『ヴァンパイア・ダイアリーズ』でクリエイターを務めたケヴィン・ウィリアムソンが、映画『裏窓』や『ゲーム』のドラマ版をはじめ、4本のプロジェクトを進めていることが明らかとなった。

米Deadlineによると、ヒットメーカーのウィリアムソンが進めているプロジェクトは、アルフレッド・ヒッチコック監督の古典サスペンス映画『裏窓』のドラマ版、デヴィッド・フィンチャー監督による『ゲーム』のドラマ版、ファミリー犯罪ドラマ『The Waterfront(原題)』、同名ベストセラー小説をドラマ化する『The It Girl(原題)』の4本となる。

ウィリアムソンのプロダクション会社 Outerbanks Entertainmentは、ユニバーサル・スタジオ・グループの一部門であるユニバーサル・テレビジョンと包括契約を結んだ。彼が手掛ける4作品の詳細は以下の通り。

ウィリアムソンが手掛ける新作ドラマ概要

『裏窓』のドラマ版

1954年の『裏窓』は、巨匠アルフレッド・ヒッチコックの代表作の一本。足を骨折してしばしの車いす生活を余儀なくされたカメラマンのジェフが自宅で療養中、退屈しのぎに窓から隣人たちを眺めていたところ、ある夫婦の妻が急に姿を消したことに気づき、夫が殺したのではないかと疑い始める。恋人と看護人の協力を得て、調査を開始したジェフに迫る危機がサスペンスフルに描かれる。

ドラマ版の脚本を担当するウィリアムソンは、『ブラックリスト』のジョン・デイヴィス、ドラマ版『イコライザー』のジョン・フォックスとともに製作総指揮も担う。『スクリーム』をはじめ、『ラストサマー』などホラー作品を得意とするウィリアムソンの真骨頂となりそうだ。

『ゲーム』のドラマ版

1997年に公開された『ゲーム』は、鬼才デヴィッド・フィンチャーの監督作品。サンフランシスコの裕福な銀行家が謎のゲームに参加する機会を与えられるが、次第に彼は、このゲームが自分を破滅させるために仕組まれた陰謀ではないかと疑い始める──。ウィリアムソンは、『レバレッジ ~詐欺師たちの流儀』のベン・ファスト、映画版の脚本を執筆したジョン・ブランカトー&マイケル・フェリスとともに製作総指揮に名を連ねる。現在、脚本家を探しているとのこと。

『The Waterfront(原題)』

本シリーズはウィリアムソンのオリジナル・コンセプトを基にした企画で、彼の故郷であるノースカロライナ州で物語が展開する。機能不全に陥ったバックリー家が、崩壊が迫りつつあるノースカロライナ州の漁業帝国を存続させようと奮闘する姿を描く犯罪ドラマ。ウィリアムソンとファストが製作総指揮を務める。

『The It Girl(原題)』

本作は、人気作家ルース・ウェアのベストセラー小説のドラマ版。友人が殺された事件から10年後、犯人とされていた人物に無罪の可能性が浮上したことから真相を探し求める女性の姿を追う。ウィリアムソンは『殺人を無罪にする方法』のサラ・L・トンプソンと一緒に脚本を執筆するほか、ファスト、原作者のウェアとともに製作総指揮も担う。

(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline