『ダークナイト』クリスチャン・ベイルが里親施設を共同で創立

DC映画『ダークナイト』シリーズのバットマン/ブルース・ウェイン役で知られるクリスチャン・ベイルが、カリフォニア州に完成予定の里親施設を共同で創設したことが報じられた。

兄弟姉妹が引き離される社会問題に対処

米Deadlineによると、「Together California」と命名された里親施設はカリフォルニア州パームデールに完成予定で、クリスチャンと彼の妻シビ・ベイル、そしてクリスチャン出演映画『THE PROMISE/君への誓い』を製作したエリック・エスライリアンが共同で創設したという。

このプロジェクトにクリスチャンが関わるようになった理由は、自身と自分の子どもたちが他人を助けるために、より実践的な方法を見つけたいと思ったからだという。AP通信とのインタビューでクリスチャンは、ロサンゼルス郡は全米のどこよりも里子の数が多いため、この問題は特に重要だったと述べている。

米国では現在43万7000人近くの子どもたちが里親の元で過ごしており、そのうちカリフォルニア州だけで6万人以上の子どもたちが里親制度の下にいるとのこと。そしてロサンゼルス郡だけでも虐待やネグレクト、育児放棄を経験した子どもの数は2万5000人以上に上り、カリフォルニア州の里親制度では兄弟姉妹の75%以上が離れ離れになり、別々に暮らしている。

「Together California」は、兄弟姉妹が一緒に暮らすことを最優先とすることで里親制度の代替モデルを示し、子どもたちと地域社会に豊かなサービスを提供することを目的にしている。また、青少年にとって学問・医療・社会的、レクリエーション活動の中心地として機能することを目指している。

12の養護施設と650平方メートルのコミュニティセンターで構成されるプロジェクトは、クリスチャンの発案により15年前にスタートしたが、実現するまでにこれほど時間がかかるとは想像していなかったとクリスチャンは語る。「土地を手に入れて子どもたちを連れてきて、兄弟姉妹で一緒に暮らして、『サウンド・オブ・ミュージック』のフォン・トラップ一家みたいにみんなで歌を歌おうという、とても素朴な考えを持っていました」と、プロジェクトを開始した当時を回顧。クリスチャンは、「Together California」の規模を拡大していく展望も語っている。

「施設が完成する目途が立って本当に嬉しいですし、これからもあらゆる面で関わっていきたいですね。これは最初の一歩かもしれませんが、これからはもっとこういうケースが増えていくことを願っています」

このプロジェクトは、パームデール市による120万ドル(約1億8000万円)の寄付と、民間からの献金などで支えられている。「Together California」は、2025年4月に完成の予定だ。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline

Photo:クリスチャン&シビ・ベイル ©James Warren/Famous