2010年代を代表するドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』でクリエイターを務めたデヴィッド・ベニオフ&D・B・ワイスが製作を担い、米国大統領暗殺事件を描くNetflixの新作ドラマ『Death By Lightning(原題)』に出演するキャストが発表された。米Deadlineが報じている。
リンカーンに続いて凶弾に倒れる
キャンディス・ミラードによる著書「Destiny of the Republic: A Tale of Madness, Medicine, and the Murder of a President(原題)」を下敷きにしたドラマシリーズでは、第20代米大統領ジェームズ・ガーフィールドの暗殺事件が描かれる。ガーフィールドは、第16代大統領エイブラハム・リンカーンに続いて、2番目に暗殺されたアメリカ大統領として知られる。
1881年7月2日、大統領就任から4ヵ月も経っていなかったガーフィールドが、ワシントンD.C.で妄想癖のあるチャールズ・J・ギトーという男に銃で撃たれる事件が発生。急所を外れた大統領は一命を取りとめるも、体内の銃弾を摘出できなかったこともあり重篤の状態が続き、11週間も生死をさまよった末の9月19日に49歳で逝去した。ギトーはガーフィールドの大統領就任に自身が大きな貢献を果たしたと思い込んでおり、それが報われなかったことから数週間にわたって大統領をストーキングしていたという。
ガーフィールド大統領を演じるのは、『シェイプ・オブ・ウォーター』や『ブレット・トレイン』など、主に映画界を拠点に活躍しているマイケル・シャノン。ドラマでは『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』や『ナイン・パーフェクト・ストレンジャー』に出演している。
そしてチャールズ・J・ギトー役に決定したのは、『メディア王 ~華麗なる一族~』のトム・ワムズガンズ役でエミー賞に2度輝いたマシュー・マクファディン。英国出身のマシューは、切り裂きジャックの事件を追う英犯罪捜査ドラマ『リッパー・ストリート』にエドムンド・リード刑事役で主演して注目されて以降、『くるみ割り人形と秘密の王国』や『エジソンズ・ゲーム』など映画にも数多く出演している。
『バッド・エデュケーション(2019)』や『孤独なふりした世界で』でペンを執ったマイク・マコウスキーがクリエイターを担当。『ビッグ・ラブ』『シリコンバレー』などに俳優として出演し、『はじまりへの旅』『あるふたりの情事、28の部屋』で監督を務めたマット・ロスが、全話でメガホンを取る予定だ。
ベニオフ&ウェイスのほか、ロスとマコウスキー、さらに『ゲーム・オブ・スローンズ』のバーナデット・コールフィールドが製作総指揮を務める。
Netflixが製作する新作ドラマ『Death By Lightning(原題)』の配信開始日は未定。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Deadline