米HBOの大ヒット大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』でクリエイターを務めたデヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスが、Netflixで取り組む3作目となるプロジェクトが明らかとなった。米Deadlineが報じている。
ベニオフとワイスがNetflixで手掛けることになったのは、2018年に出版され、ピューリッツァー賞を受賞したリチャード・パワーズの同名小説をドラマ化する『The Overstory(原題)』。
Pulitzer Prize-winning novel The Overstory is being developed as a series by David Benioff & D.B. Weiss.
Richard Powers" novel is a sweeping work of activism and resistance about a magnificently inventive world that a handful of people learn how to see and are drawn into pic.twitter.com/Wn0VTlFWcU
— Netflix Queue (@netflixqueue) February 11, 2021
物語の中心となるのは、ベトナム戦争で追撃されたパイロットと、何百年にもわたる写真や絵画を相続したアーティスト、1980年代後半に感電死するが空気と光のクリーチャーによって生き返った女子大生、木が互いに通信していることを発見した科学者ら。彼らを含む計9人が、それぞれ異なる方法で巨木に導かれるように未開発の森を救うために集まる。
ベニオフとワイスは、マーベル映画『X-MEN』シリーズのウルヴァリン役で知られ、『レ・ミゼラブル』や『グレイテスト・ショーマン』などに主演しているヒュー・ジャックマンと共同製作総指揮を担う。リチャード・ロビンス(『スキャンダル 託された秘密』)がパイロッド版の脚本を手掛け、バーナデット・コールフィールド(『ゲーム・オブ・スローンズ』)もプロデューサーに名を連ねている。
『The Overstory』は、ベニオフとワイスにとってNetflixでの3番目のプロジェクトとなる。昨年2月に、『グレイズ・アナトミー』や『キリング・イヴ/Killing Eve』などでお馴じみのサンドラ・オーが主演するドラメディ『The Chair(原題)』の製作が発表され、同年9月には、中国人SF作家の劉慈欣(りゅうじきん)による「三体」をドラマ化することが明らかとなった。
『The Overstory』に出演するキャストなどが発表され次第、続報をお伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)
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デヴィッド・ベニオフとD・B・ワイス