モハメド・アリの試合で起きた犯罪ドラマにサミュエル・L・ジャクソンが出演決定!

これまで200本を超える映画・ドラマに出演してきたサミュエル・L・ジャクソンが、モハメド・アリの試合で起きた犯罪を描くドラマに出演することが分かった。米Deadlineなど複数のメディアが伝えている。

復帰戦の後で起きた大規模な強盗事件

プロボクサーのモハメド・アリといえば逸話に事欠かないが、熱心なイスラム教徒だったことから、ベトナム戦争への徴兵を拒否してアメリカ政府と衝突したことでも知られる。そのため、世界ヘビー級王座はおろか、ボクサーライセンスも一時剥奪されたが、1970年10月26日にジョージア州アトランタで行われた試合で復帰。世界ヘビー級王者ジェリー・クォーリーを相手にTKO勝ちを収めた。だが試合後のパーティは武装した強盗団に襲撃され、何百人もいたゲストたちが現金や宝飾品を盗まれた。このアメリカの犯罪史でも最大級の強盗事件を描くのが、米Peacockのリミテッドシリーズ『Fight Night: The Million Dollar Heist(原題)』だ。

同作でサミュエルが演じるのは、ニューヨークのタブロイド紙に“ブラック・ゴッドファーザー”と呼ばれた暗黒街のボス、フランク・モーテン。ケヴィン・ハート(『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』)が主演・製作総指揮を務める。最初の2話でメガホンを取るのは、サミュエルとは2006年の映画『ブラック・スネーク・モーン』でも組んでいるクレイグ・ブリュワー。

最近ではすっかりマーベル作品のニック・フューリー役でおなじみのサミュエルは、昨年11月に公開された『マーベルズ』にも同役で出演。70代になっても精力的に活動し、この新作ドラマのほかにも5本以上の待機作を抱えている。そんな引っ張りだこの彼が『Fight Night: The Million Dollar Heist』でどんな悪役を演じるのか、楽しみに待ちたい。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline