リックとシェーンの“反転コーデ”、ミショーンのネックレス…『ウォーキング・デッド』衣装に秘められた意図とは?

ドラマシリーズでは、各キャラクターの個性を表現する上で衣装が大きな役割を果たす。そんな衣装に隠された意図を、大人気ドラマ『ウォーキング・デッド』の衣装デザイナーが明かしている。

英Metroのインタビューにて、同作で衣装デザインを手掛けたユーリン・コレット・ハフキーが、自身が担当した主要キャラクター4人の衣装について説明した。

リック・グライムズ(アンドリュー・リンカーン)

ウォーキング・デッド

ハフキーはリックとシェーン(ジョン・バーンサル)の衣装を、一方に黒のズボンを履かせたらもう一方に黒のシャツを着せたり、その逆バージョンにしたりと、二人を似た格好だがコーディネートを反転させるようにした。理論的なリックと行動派のシェーンは性格が正反対なため、そんな鏡のような彼らのキャラクター像を衣装にも反映させたとのこと。

ちなみに、アンドリューは作中で履いたブーツを気に入り、ハフキーが衣装を担当した6シーズンで同じブーツを履き続けたのだとか。あまりにも履き込んでボロボロになってしまったが、もう同じブーツは生産されていなかったため何度も修理し、ハフキーの仕事の最終日までアンドリューは同じブーツを身に着けていたそうだ。

ミショーン(ダナイ・グリラ)

ウォーキング・デッド

日本刀を振りかざす戦士ミショーンの衣装を担当する上で、ハフキーはコミックブックのスーパーヒーローからインスピレーションを受けたという。そのため、スーパーマンのコスチュームでトレードマークになっている「S」のように、ミショーンは「M」をデザインしたネックレスを身に着けている。

なお、ミショーンは頭にヘッドバンドを着用していることが多いが、これには特に深い意味はなく、しっかりとウィッグを装着させるために使用したとのこと。とはいえ、ジンバブエにルーツを持つダナイのために、ヘッドバンドの柄にはアフリカンなデザインを選んだとハフキーは明かしている。

ダリル・ディクソン(ノーマン・リーダス)

ウォーキング・デッド

ワイルドなデザインの衣装を着こなしているバイカーのダリルは、シーズン2から天使の翼を背面にあしらったベストを着用し始め、彼のトレードマークになった。そのベストを用意した理由について、ハフキーはダリルがグループのダークエンジェルのように感じたため、彼のベストに翼をあしらったと解説。

当時ショーランナーだったフランク・ダラボンにダリルにベストを着せるアイデアを提案する際、衣装のストックに使えるベストがなかったため、シーズン1でダリルの兄メルルが着ていたベストを流用。メルルを演じたマイケル・ルーカーはノーマンよりもかなり身体が大きいため、ベストをカットすると、古い軍用ジャケットを翼の形に切り出したものを裏返しにしてピンでベストに貼り付けたと説明している。

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ニーガン(ジェフリー・ディーン・モーガン)

ウォーキング・デッド

ハフキーによると、脚本・製作総指揮を務めたスコット・M・ギンプルは、原作の世界観をそのまま実写化することにこだわっていた。そこでハフキーは、コミックでニーガンが着ているジャケットのジッパーとシャツのボタンが女性用で左側になっているため、ドラマシリーズも同じようにし、かなり細かいところにもこだわったと明かした。

『ウォーキング・デッド』全11シーズンはDisney+(ディズニープラス)Huluにて配信中。U-NEXTにて、ダリルを主人公にした『ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン』、ニーガンが登場する『ウォーキング・デッド:デッド・シティ』が配信中。さらにリックとミショーンが主役を務める『ウォーキング・デッド:ザ・ワンズ・フー・リブ』も2024年に配信予定だ。(海外ドラマNAVI)

参考元:英Metro

Photo:『ウォーキング・デッド』©2011 AMC Network Entertainment LLC.All rights reserved. ©2012 AMC Network Entertainment LLC.All rights reserved.©2016 AMC Network Entertainment LLC.All rights reserved.©Gene Page/AMC