1992年の映画『ホーム・アローン2』に登場したニューヨークの家が売りに出されていると、米Deadlineが伝えている。映画公開から30年以上経った今もなおファンが足を運ぶ絶好のロケーションの物件は、一体いくらなのだろうか。
1%しかいない富裕層!?ケヴィンの一族は超リッチ
マコーレー・カルキンが主演し、世界中で大ヒットしたクリスマスコメディの第2作『ホーム・アローン2』に登場したニューヨークの家は、670万ドル(約9億6000万円)で売りに出されている。高額物件だが映画のようなホーム・アローン体験ができる絶好の機会だ。
マンハッタンのアッパー・ウエスト・サイドに位置し、セントラル・パーク・ウエストとコロンバス・アヴェニューの中間の高級住宅街に位置するこの物件。4つのベッドルームと4つ半のバスルームがあるこの家は、マコーレー演じる少年ケヴィンとおなじみの泥棒コンビの攻防戦が繰り広げられた場所というプライスレスな価値もつく。
不動産会社の担当者は「かなり前の映画にもかかわらず、物件のオーナーのもとには、いまだに子どもたちからこの住所宛てに手紙が送られてくるそうです。数日前には、ドイツから来たというカップルが外で写真を撮っていました」と話し、ロケ地として世界中のファンに今でも愛されていることを明かした。
絶好なロケーションのみならず、高い天井や頑丈なクルミ材でできた床、2つの出窓といった実際に住み心地の良さそうな条件が揃っているそう。大きな木々が生い茂る庭園やウッドデッキ、中庭に面したガラス戸のあるフォーマルなリビングとダイニングルームなども備わっているとのことで、ラグジュアリーな雰囲気が漂う。
ケヴィンの叔父の家として登場したこの高級住宅しかり、年末年始のパリやマイアミへの家族旅行しかり、マカリスター一家は只者ではない雰囲気が漂うが、The New York Timesが経済学者などの専門家に聞いたところ、彼らは上位1%の富裕層に入る可能性があるという。
その根拠となるのは、ケヴィンたちがせわしなく旅行へ出発するシーンでお馴染みのシカゴの家。Realtor.com によると、その外観ショットで使用された家は、全米で最も裕福なエリアの一つとして知られるシカゴ郊外のウィネトカのリンカーン通りにあるそう。
3人の経済学者はこのエリアに家を持つ世帯の収入や不動産価値、住宅ローンの金利や税金、保険額などを1990年(映画1作目の公開年)から2022年にかけての期間で計算。「マカリスター家が収入の30%は住宅に費やさないという仮定に基づき計算すると、1990年の収入が30万5000ドル(2022年であれば約66万5000ドル相当)の世帯にとってこの住宅は手頃な価格だっただろうと判断した」と同紙は伝えている。
「Zillow による見積もりに基づくと、2022年半ばに同様の住宅は240万ドル(約3億4000万円)になるとの予想が立てられるが、この価格の住宅を手頃な価格と言えるのは収入73万ドル(約1億円)の世帯。つまりシカゴの上位1%に入る世帯だ」と経済学者は話している。
マカリスター家が超リッチということが明かされた今、次に気になるのは家賃が高いことで知られるニューヨークで暮らす『フレンズ』のみんなの家庭環境…次から次へと現実的な計算が止まらなくなりそうだ。
『ホーム・アローン』全5作、さらに2021年にリリースされた新作『ホーム・スイート・ホーム・アローン』はDisney+(ディズニープラス)にて見放題配信中。(海外ドラマNAVI)
'Home Alone' House Is No Bargain Basement Abode, Economists Claim https://t.co/6BjBNEi3Tq
— Deadline Hollywood (@DEADLINE) December 23, 2023
参考元:米Deadline①、米Deadline②
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