『イエローストーン』クリエイターがキャストを提訴!その理由は…

現代のアメリカ西部で繰り広げられる熾烈な土地の所有権争いを描く人気ドラマ『イエローストーン』の舞台裏では、別の争いが巻き起こっているようだ。クリエイターを務めるテイラー・シェリダンが、キャストの一人を提訴したと報じられた。

数ヵ月違いで始めたコーヒービジネスで競合

米Peopleによると、11月21日にシェリダンが所有する牧場「Bosque Ranch」が、『イエローストーン』でリップ・ウィーラーを演じるコール・ハウザーのコーヒーブランド「Free Rein」を相手取って訴訟を起こしたという。

裁判所の申し立てによれば、Bosque RanchはFree Reinを「商標権侵害、不正競争、虚偽の広告」を理由に提訴しており、Free ReinがBosque Ranchと似たような「アルファベット2文字が重なったブランドマーク」を使用していると指摘している。

以下は、Bosque RanchのInstagramに投稿された同社のクラフトコーヒーのパッケージ。「B」と「R」のアルファベットが重なったデザインで、このロゴは投稿2枚目の画像にあるように牧場の看板にも使用されている。

対するFree Reinのロゴは、以下の画像から分かるように「F」と「R」のアルファベットが重なっており、Bosque Ranchのロゴに類似していることは明らかだ。

テキサス州ウェザーフォードにあるシェリダンの牧場は、今年6月にコミュニティ・コーヒーブランドとタイアップしてBosque Ranchクラフトコーヒーの生産を開始。一方のコールは、同州サン・アンジェロに位置するコーヒー豆焙煎施設を買収し、10月よりFree Reinから6種類のブレンドコーヒーを発売している。

訴訟でBosque Ranchは、「ハウザーも被告(Free Rein)も、実質的に同一の商品に対してBRブランドと紛らわしいほど類似した標章を使用することについて、シェリダンやBosque Ranchに許可を求めたり受け取ったりしたこともない」と申し立てている。

なお、『イエローストーン』の舞台裏では、シェリダンとコールの訴訟のほか、ファイナルとなるシーズン5の撮影スケジュールをめぐり、主演のケヴィン・コスナーと製作側が揉める事態が発生していた。

『イエローストーン』ファイナルシーズンの後半エピソードは、米Paramount+にて2024年に配信開始予定。日本ではU-NEXTにてシーズン1~4が視聴可能。(海外ドラマNAVI)

参考元:米People

Photo:『イエローストーン』© 2023 Paramount Network. All Rights Reserved.