アカデミー賞にノミネートされたこともあるポール・ジアマッティが、米Showtimeで2017年に放送された『ツイン・ピークス』リブート版を見られない理由を明かした。米Entertainment Weeklyが伝えている。
あの兄弟の一人を演じるはずが…
ポールは実は、カルト的人気を誇るデヴィッド・リンチのミステリードラマのリバイバル版『ツイン・ピークス The Return』(別タイトル『ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ』)に出演するかもしれなかったという。しかしスケジュールの都合で諦めざるを得ず、今もなおその悔しさが忘れられないのだとか。
米Wrapのインタビューで「ずっと一緒に仕事をしてみたい憧れの人で、チャンスがあったのに実現しなかったのはデヴィッド・リンチなんだ」と語ったポール。「単なるタイミングの問題だから、とても辛いんだよ。スケジュール的に合わなかっただけ。残念だった」
ポールが演じるかもしれなかったのは、ブラッドリー&ロドニーというミッチャム兄弟の一人。最終的にはジム・ベルーシとロバート・ネッパーが演じたが、ポールは誰が代わりに演じたかを知らないのだという。「(自分の代わりに)誰が演じたのかは知らないんだ。参加できないことにとてもがっかりしてしまって、本編を見られていないからね。でも、カイル・マクラクラン演じるキャラクター(ダギー・ジョーンズ)と友達になったギャングたちがいた。フレンドリーな兄弟で、彼らの一人を僕が演じるところだったんだ」
憧れのリンチに会ったことがあるというポールは、「素敵な人だよ。彼の作品が大好きなんだ。だからきっといつか…もしかしたら実現しないかもだけど」とリンチ作品に参加するという夢を諦めていないことを明かした。
ちなみに、ポールの夢を結果的に阻んだのは、2016年から出演していたドラマ『ビリオンズ』。こちらも同じくShowtimeの作品だが、全7シーズンにわたってメインキャストを務めたポールは別の作品に出る余裕がなかったようだ。「7年というのは、みんなが想像するよりも長い期間だ」と同作出演を振り返るポールは、今後またドラマに出演するとしたらリミテッドシリーズにするかもしれないと述べている。
ラッセル・クロウが実在のボクサー、ジム・ブラドックに扮した2005年の映画『シンデレラマン』でジムのマネージャー、ジョー・グールドを演じてアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたポールは、2003年の『アメリカン・スプレンダー』や2004年の『サイドウェイ』での演技も高く評価されており、数々の作品に出演してきた。憧れの人と仕事をするという夢をいつか叶える日は来るのか、見守りたい。
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Photo:『ツイン・ピークス The Return』©Twin Peaks Productions, Inc. All Rights Reserved./ポール・ジアマッティ ©FAM008/FAMOUS