『ゲーム・オブ・スローンズ』マウンテン役俳優、娘を流産で亡くす

大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で“マウンテン”ことグレガー・クレゲインを演じていたハフポル・ユリウス・ビョルンソンが娘を流産で亡くし、悲しみに暮れている。米Entertainment Weeklyが伝えた。

美しい娘との別れ、その痛みをSNSで共有

ハフポルと妻ケルシー・ヘンソンが娘を流産で亡くしたとInstagramの共同投稿で報告した。二人は10月中旬、3歳の長男に続く二人目の子どもが2024年3月に誕生予定だと発表していた。しかし今月8日(水)、妊娠22週を迎える直前で失ったという。

Instagramには、病院のベッドでグレイスと名づけられた小さな赤ちゃんを抱いたりキスをしたりするケルシー、シーツに包まれた妹を眺める3歳の兄、グレイスの小さな足とその足形、妻と抱き合うハフポルなどの画像が投稿されている。

この投稿に添えられたメッセージには、「動きが著しく低下したことに気づいた後、彼女の心臓の鼓動が止まっていることを知りました」と書かれている。「この喪失感に対する辛さや、娘と過ごせた時間への喜びは言葉では言い表せません。金色のまつ毛とまゆ毛を持つ彼女は紛れもなく美しく、ママとパパにかすかに笑いかけてくれていました。私たちが彼女に感じた愛は圧倒的なものです。私たちが感じている喪失感は一生消えませんが、それと同時に彼女への愛も決して消えることはないでしょう」

「彼女への希望や夢はすべて奪われてしまったけれど、彼女といつか再び巡り合えることは分かっています。彼女の魂は私たち家族の中で生き続けます。この耐えがたい損失に深い悲しみを感じているため、現時点では私たちのプライバシーを尊重していただきますようお願いします。温かい言葉や支援に感謝しています」

これに対しアーノルド・シュワルツェネッガーは「私の心は二人とともにある。もし何か必要なことがあったら知らせてほしいし、心配していることを覚えておいてほしい」と反応。そのほかにも著名人仲間やファンから悲しみに寄り添うコメントが寄せられている。

病院のベッドで亡くなった我が子との最後の思い出を残す様子を見せているハフポルとケルシーが結婚したのは2018年のこと。一時期妊娠するのが難しい時期があったそうで、そんな状況で実現した待望の妊娠ということもあり、この喪失に計り知れない悲しみを感じているに違いない。世間に悲報を伝えることは難しい決断だったに違いないが、内に秘めておくのではなく彼女がいた証を共有することで、前に進もうとしているようだ。

(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly