『フレンズ』マシュー・ペリー、自身の伝記映画を企画していた!主演はザック・エフロンを希望

人気シットコム『フレンズ』のチャンドラー役で世界中のファンに愛されたマシュー・ペリーが、54歳の若さで急逝したとの悲劇が報じられた。生前にマシューは、依存症との闘いを描く伝記映画の企画に打ち込み、青春コメディ映画『セブンティーン・アゲイン』で共演したザック・エフロンに自身の役を演じて欲しいと望んでいたという。

生前取り組んでいたプロジェクト

10月28日(土)にマシューは、ロサンゼルスにある自宅のプールで溺れている姿で発見され、心停止の通報を受けた救急隊員がマシューの自宅へ駆け付けたが、その後に死亡が確認された。

Entertainment Tonight Canadaのインタビューに、マシューが亡くなる前日に一緒に過ごしたという友人のアテナ・クロスビーさんが応じ、生前のマシューが取り組んでいたプロジェクトに言及。「彼は、自分の人生を描く映画を作りたいと言っていました」と明かした。

またアテナさんは、「彼は過去にザック・エフロンと映画で共演したことがあり、ザック・エフロンに若い頃の自分(の役)を演じてもらいたいとも言っていました。彼は、自分のストーリーや依存症からの回復についてもっと分かち合い、より多くの人を助けるために闘うことを望んでいました。ですから彼はすごく前向きで、自分がやりたいことすべてに満足していました」と振り返っている。

マシューとザックが共演した『セブンティーン・アゲイン』は、中年になっても高校時代の決断を後悔し続ける主人公マイク・オドネルが、ひょんなことから身体だけ17歳になってしまったことを機に、もう一度高校生活をエンジョイしようとするストーリー。中年時代のマイクをマシュー、高校時代をザックが演じた。

また、生前のマシューは良い状態にあり、最後の出演作が2017年公開の映画『The Kennedys After Camelot(原題)』だったため、いくつかの新プロジェクトでキャリアを再活性化させたいと考えていたのだという。

アテナさんは、「彼は順調でした。ほとんどの人が知っているように、彼はすごく面白くておっちょこちょいだし、ふざけてずっとジョークを飛ばしていました。彼は、これから取り組みたいプロジェクトについて話してくれ、将来について凄く楽観的だったんです。最近、彼に対する世間の関心が戻ってきていることを活かして、自分のキャリアの第二幕を始めたいと考えていると話していましたし、すごく幸せそうでした」とも語った。

新プロジェクトや、俳優として次なるキャリアのステップに向けて前向きだったというマシュー。その早すぎる死が無念でならない。(海外ドラマNAVI)

Photo:『フレンズ』©Warner Bros. Entertainment Inc./ザック・エフロン©JW/Famous