かつて人気コメディドラマ『ハーパー★ボーイズ』を解雇されたチャーリー・シーンが、同作でクリエイターを務めたチャック・ロリーと新作ドラマ『How to Be a Bookie(原題)』で再タッグを組むとのニュースは、以前当サイトでもお伝えした通り。解雇をめぐる裁判を経て和解に至ったチャーリーと再び仕事をしたことについて、ロリーが語っている。
友情が復活、脚本も快く修正
2011年にチャーリーは度重なる問題行動が原因で、『ハーパー★ボーイズ』シーズン8をもって主役を降板。それから12年が経った2023年4月、和解に至ったチャーリーとロリーが新作ドラマで再び組むことが発表された。
『How To Be a Bookie』では、スポーツ賭博の合法化が差し迫り、ますます不安定になるクライアントや家族、同僚を相手に、ベテランのノミ屋であるダニー(『アイリッシュマン』のセバスティアン・マニスカルコ)が苦境を乗り切ろうと奮闘する姿が描かれる。同作にはギャンブル好きのセレブが本人役で多数出演するのだが、その一人“チャーリー”を演じるのがチャーリー・シーンだ。
米Varietyのインタビューでロリーは、『ハーパー★ボーイズ』の撮影セットで、スポーツ賭博に夢中になっていたチャーリーが、常に賭けの話をしていたことを覚えていたと明かしている。そして、思い描いていた役に誰がピッタリかを考えた時に、「チャーリー・シーンでなければならない」との考えを振り払うことができなかったという。
当時のロリーはチャーリーと10年以上言葉を交わしていなかったものの、彼の代理人に連絡を取ったところ、チャーリーも償いをしたいと思っていたことが判明。久し振りの再会を振り返ったロリーは、「ナーバスになっていましたが、チャーリーと話し始めてすぐに昔は友達だったことを思い出しました。そして突然、友情が復活したように思えたんです。あまり感傷的になりたくありませんでしたが、癒されました。それに、彼は自分を自虐することにかけてはお手の物ですからね。彼が自分の出演するエピソードの読み合わせに来た時、私は歩み寄ってハグをして、ただもう最高でした」と語った。
さらにロリーは、チャーリーのために脚本を改稿したことにも言及。“フィクション”のチャーリーは最初の脚本ではリハビリ施設に入院中との筋書きだったが、チャーリーから「薬物依存症のチャーリーはもうやめにできないかな?」と提案され、ロリーが修正に同意。チャーリーはリハビリ施設でポーカーゲームを仕切っているが、その日のために施設の部屋を貸し切ったという設定に変更したそうだ。
ロリーは、「それで解決しました。私は彼にダメージを与えるつもりはありませんでしたから。(依存症の人に対する)人々の認識をダークなものではなく前向きなものにしたかったんです」と説明した。
チャーリーとロリーが数々の障害を乗り越えて再タッグを組んだ『How to Be a Bookie』は、米Maxにて11月30日(木)より配信スタート。(海外ドラマNAVI)
Chuck Lorre on How He Patched Things Up with Charlie Sheen: 'We Were Friends Once' (EXCLUSIVE) https://t.co/RZICtD0qjC
— Variety (@Variety) November 1, 2023
参考元:米Variety
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