チャーリー・シーン、クビになった『ハーパー★ボーイズ』のクリエイターと再タッグ

かつて問題を起こして主演ドラマ『ハーパー★ボーイズ』を途中でクビになったチャーリー・シーンが、同作のクリエイターだったチャック・ロリーと再タッグを組むことになったと米Deadlineが伝えている。

暴言、解雇、裁判を経て和解

『ふたりは最高! ダーマ&グレッグ』『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』『コミンスキー・メソッド』などヒットコメディ連発の敏腕クリエイターであるロリーが手掛けた『ハーパー★ボーイズ』。米CBSで2003年に始まった同作で主演を務めていたチャーリーは、問題連発で2011年に降板することになったが、その騒ぎから12年、Max(旧HBO Max)で配信される新コメディドラマ『How To Be a Bookie(原題)』で再びロリーはチャーリーにチャンスを与えるようだ。

『How To Be a Bookie』の主役を務めるのは、『アイリッシュマン』や『グリーンブック』に出演し、世界で大ヒット中のCGアニメ映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』では声優を担当していたセバスティアン・マニスカルコ。『ハーパー★ボーイズ』と同じくワーナー・ブラザースが制作する同作は、スポーツ賭博の合法化が差し迫り、不安定になるクライアントを抱えるベテラン賭け屋が、なんとか乗り切ろうと奮闘する姿を描く。現時点でチャーリーがどのような役を演じるのかは明らかになっていない。

過去20年間で最も成功したコメディドラマの一つと言える『ハーパー★ボーイズ』でチャーリーは4年続けてエミー賞候補となり、2009年に彼がハリウッドのウォーク・オブ・フェイムに仲間入りを果たした際にはロリーと喜びを分かち合っていた。しかし若い頃からトラブルメイカーとして知られるチャーリーは、公共の場での暴言といった問題が絶えず、ロリーに対しても罵倒を浴びせた。結果、解雇されることになったが、これは不当なものだとしてチャーリーはロリーとワーナー・ブラザースを提訴。最終的には和解したものの、裁判沙汰になったことで両者の関係は良好ではないと話す関係者もいた。

しかし、その後に改心し、自分の行動に責任を持つようになったチャーリーは、当時の行動についても悔いており、ロリーに償いたいと感じていたようだ。その気持ちをロリーも汲み取ったのか、今回再び一緒に仕事をすることが実現した。

長らくゴシップ誌を騒がせてきたチャーリーも、現在57歳。これで何度目のチャンスか分からないが、かつての仲間と協力して、今度こそは最後まで問題なく出演してほしい。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline

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Photo:チャーリー・シーン ©AVTA/FAMOUS