2021年に製作が発表された、映画『トレインスポッティング』(1996)のドラマ版企画。この度、同プロジェクトの進捗状況が明らかになった。主演・製作総指揮を務めるロバート・カーライルが語った。
脚本は順調に進行中
ユアン・マクレガーの出世作としても知られる『トレインスポッティング』。同作のキャラクターの一人、ロバート・カーライル演じるベグビーを主人公にしたスピンオフシリーズの脚本は順調に進んでいるという。
「6部構成のストーリーになる予定です。最初の脚本はできていますが、まだ固まっていません。次の草稿は数週間以内に私に届く予定です」ロバートはトータル・フィルム誌のインタビューにこう答えている。
「物事のコンセプトを理解して実際に辿り着いたのは、これが初めてです。アーヴィン自身が言ったように、現段階では私ほどこのキャラクターを知っている人はいないんです」とロバートは語った。
ロバートが言及したアーヴィンとは、映画『トレインスポッティング』(1996)の原作を手掛けた小説家/脚本家のアーヴィン・ウェルシュ。主人公マーク・レントンを題材にした“マーク・レントン”シリーズと呼ばれるものは全部で5冊あり、映画は1作目の「トレインスポッティング」に基づいており、2作目の映画『T2 トレインスポッティング』(2017)は、続編「ポルノ」をベースにしている。今回製作されるドラマシリーズは、「ポルノ」に続く「The Blade Artist(原題)」がベースになる。
2016年に出版された「The Blade Artist」は、ベグビーの過去と現在の狂気の物語を描いたもの。更生したベグビーは、アーティストとして生計を立てながら家族とともにカリフォルニアで暮らしていたが、息子が殺害されるという悲劇的な出来事をきっかけにスコットランド・エディンバラに戻る。そこで彼は自分の過去と向き合うことを余儀なくされる。
現在プリプロダクション中であることを考えるとお披露目まではまだしばらく待つ必要がありそうだが、脚本が順調に進んでいることは一安心。続報にも期待したい。(海外ドラマNAVI)