『トレインスポッティング』ベグビーを主人公にしたスピンオフドラマが誕生か

1996年に公開された映画『トレインスポッティング』でロバート・カーライル(『ワンス・アポン・ア・タイム』)が演じたベグビーを主人公にしたスピンオフシリーズが製作されることをColliderが伝えている。

今もなお高い人気を誇る大ヒット映画『トレインスポッティング』シリーズ。『スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー賞を受賞したダニー・ボイル監督の長編第2作目という初期の作品で、スコットランドに住む薬物中毒の若者たちを描き、映画史に残る1本に。

ユアン・マクレガー(『HALSTON/ホルストン』)演じたヘロイン中毒の主人公レントンはじめ、個性的なキャラクターが登場するが、ロバート演じるベグビーは薬物の代わりに酒に溺れており、指名手配犯になった暴力的な危険な男という役どころ。2017年に公開された続編『T2 トレインスポッティング』にも出演している。

ロバートは主演を務める英Sky OneのTVシリーズ『COBRA(原題)』のプロモーションのため、NMEのインタビューに応じた際「トレインスポッティング」の原作者で映画の脚本も手掛けたアーヴィン・ウェルシュと共に、ベグビーを主人公にしたスピンオフ製作に向けて動いていることを明らかに。

「ここ最近、ウェルシュと僕はロンドンの優れたプロデューサーたちとたくさん話をしているんだ。ご存じの通りベグビーとその破滅的な人生にフォーカスした本「The Blade Artist(原題)」があるでしょ? まだ初期の段階だけど、実現に向けてかなり良い方向に動いているよ」

ウェルシュは2016年に「The Blade Artist」を発表。物語の中では映画の舞台エジンバラを飛び出してロサンゼルスへ向かい、彫刻家として暮らしているという。

ロバートは「"テレビ史に残る"1話60分で6エピソードを作ることを考えている。最近は、まとまりのいいリミテッドシリーズが人気だしね。ウェルシュもそのアイデアを気に入っているよ。ロサンゼルスとエジンバラを行き来して、大掛かりな話になるだろうから、映画のように1時間半の中で語ることは難しい。特に原作に忠実であることを望むならね」

計画の初期段階ということ具体的な詳細については明かされていないが、ロバートいわく、早ければ来年中にでもファンに良い知らせを報告をしたいとのこと。『トレインスポッティング』でブレイクしたユアンなど、映画お馴染みのキャラクターも登場するのか? 続報に期待したい。(海外ドラマNAVI)

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『T2 トレインスポッティング』