小説「海底二万里」に着想のドラマ、Disney+で打ち切り後に新たな配信先が決定

ジュール・ヴェルヌの小説「海底二万里」からインスピレーションを得た新作ドラマ『Nautilus(原題)』がDisney+で打ち切られた後、新たな配信先を見つけたことが明らかとなった。

米AMCが救出

米TV Lineによると、2021年8月に製作が発表された『Nautilus』は、ディズニーのコスト削減対策の影響でキャンセルされたが、『ウォーキング・デッド』『ブレイキング・バッド』などの人気ドラマシリーズを生み出した米AMCに救出された。

全10話となる本シリーズは、「海底二万里」の登場人物であるアイコニックなネモ船長のオリジンが描かれる。ネモについては、「生まれながらの権利と家族を奪われたインドの王子で、東インド・マーカンタイル・カンパニーの捕虜になり、自分からすべてを奪った権力に対して復讐を燃やす男」と称されている。

製作総指揮者・クリエイター・脚本家を務めるジェームズ・ドーマー(『ストライクバック:極秘ミッション』)は、「番組製作に携わったすべての人の努力が、このような一流の放送局で見届けられることになりワクワクしています」とコメントした。

AMCとAMC Studiosのオリジナル番組部門で部長を務めるベン・デイヴィスは声明にて、「『Nautilus』は、アン・ライスの『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』ユニバースや、Orphan Black: Echoes(原題)』のような話題性のあるファン向けのシリーズの視聴者にアピールすること間違いなしの大作ドラマです。我々は、このシリーズをAMC+とAMCで特別番組として来年にリリースすることを楽しみにしています」と意気込みを語った。

キャストは?

ネモ船長役で主演するのは、『スター・トレック:ディスカバリー』でアッシュ・タイラー役を演じたシャザド・ラティフ。その他のキャストとして、『FRINGE/フリンジ』の主演でおなじみのアナ・トーヴ、『ダウントン・アビー』『ロキ』などで知られるイギリスの名優リチャード・E・グラント、『エミリー、パリへ行く』などに出演のセリーン・マンヴィル、『ゲーム・オブ・スローンズ』『プリーチャー』などのノア・テイラー、ジョージア・フラッド(『ブラックライト』)、ティエリー・フレモン(『Uボート ザ・シリーズ 深海の狼』)が参加する。

製作総指揮に名を連ねるのは、ジョアンナ・デヴァルー(『法医学医 ダニエル・ハロウ』)、コリーン・ウッドコック(『コン・エアー』)、デイジー・ギルバート(『ミセス・ハリス、パリへ行く』)ほか。

『Nautilus』は、2024年にAMCとAMC+にてリリース予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:yousafbhuttaによるPixabayからの画像