シーズン5で打ち切りの『私立探偵マグナム』、再編集や追加撮影は必要なし?

トム・セレック主演の人気ドラマを新たなキャストでリブートした『私立探偵マグナム』がシーズン5をもって終了することは、以前お伝えした通り。打ち切り発表前に製作されたシーズン5はファイナルシーズンとしてきちんと作られたわけではないが、ショーランナーのエリック・グッゲンハイムは追加撮影や再編集も行わないつもりであることが分かった。米TV Lineが伝えている。

過去の作品の失敗に学び、安全策を採る

1980年代に一世を風靡した同名ドラマを現代に蘇らせた『私立探偵マグナム』。もともとは米CBSで2018年から放送が始まったが、2022年にシーズン4での打ち切りが決定。のちに米NBCによって救済され、全20話の2シーズン分が製作されることになった。しかしNBCは全米脚本家組合(WGA)のストライキがすでに始まっていた今年6月下旬、当初予定していた20話分以降のエピソードを追加発注しないことを選択。その結果、シーズン5後半として放送される残り10話で終わることが決まった。

今年の2月から4月にかけて放送されたシーズン5の前半は、週間平均視聴者数500万人、0.4レーティング(生放送と7日以内の後追い放送を加味)と、前年にCBSで放送されたシーズン4の成績(730万人/0.7レーティング)から大幅にダウン。そして今月4日(水)に放送されたシーズン5後半の第1話は、視聴者数357万人、0.3レーティングと、シーズン5前半のオーバーナイト平均(340万人/0.3レーティング)に比べてわずかに良くなっていた。この週、ロサンゼルスにあるNBCユニバーサルの敷地にはファン出資のバナーが掲げられており、"Save Magnum P.I. - Save the Ohana(『私立探偵マグナム』を救え、ファミリーを助けて)"と書かれていた。

そんな中、グッゲンハイムが同作の締めくくりに言及。番組終了と考えて作ったわけではないものの、フィナーレとして支障はないと自信を見せている。「実際、エンディングはとても満足のいくものだと思う。私はフィナーレを本当に誇りに思っている」とグッゲンハイムは語っている。まだ続いている全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキが一段落したとしても、編集し直したり、キャストを呼び戻して撮影し直したりといったことも必要ないほどのようだ。

「シーズン6で語られたかもしれない筋書きの糸がいくつかぶら下がったままになっているが、(シーズン5を)クリフハンガーで終わらせたくはなかった。正直に言えば、安全に終わらせたかったんだと思う。これまで多くの番組が"クリフハンガー"のまま打ち切られ、未解決で終了している。番組を終わらせるために私がこの結末を選択したのかと言われれば、答えはノーだ。でも、もしこれを最終回にしなければならないのなら、(シリーズの)フィナーレとして絶対にうまくいく内容だと思う。だから、編集し直したり撮り直したりする理由はない」

『私立探偵マグナム』シーズン1~3はHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米TV Line

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Photo:『私立探偵マグナム』© MMXXI CBS Studios Inc and Universal Television LLC. All rights reserved.