『ルイス警部』ローレンス・フォックスが逮捕!英放送局から解雇される

英ITVで2006年から放送された犯罪捜査ドラマ『オックスフォードミステリー ルイス警部』で全9シーズンにわたってジェームス・ハサウェイを演じたローレンス・フォックスが逮捕され、英放送局から解雇されたことが明らかとなった。

差別的発言、器物損壊と犯罪幇助

ローレンスは、2022年より英ニュース専門放送局「GB News」にて放送されていた自身のトーク番組『Laurence Fox(原題)』で司会を務めていた。

米Deadlineによると、10月4日(水)にGB Newsは、先週女性ジャーナリストのエヴァ・エヴァンスに対して女性差別的な暴言を吐いたローレンスを停職処分にした後、彼との「雇用関係を解消した」と発表した。

ローレンスはエヴァンスに対して「自尊心のある男ならエヴァンスと一緒にベッドには入らないだろう」と発言したことで、2021年以降、英国のテレビ局に最も苦情が寄せられる事態になったという。その後、ローレンスは自身の発言についてエヴァンスに謝罪していた。

GB Newsから解雇される前にローレンスは、ロンドンで大気汚染対策として設定された、「超低排出ゾーン」の監視カメラを破壊した疑いで逮捕されたばかりだった。逮捕の数時間前、彼は警察の家宅捜索と思われる映像をネットで配信。2020年に自身が立ち上げたポピュリスト政党「The Reclaim Party」がX(旧Twitter)に問題の映像を投稿し、ローレンスは警察が自宅から物品を押収しているとコメントしていた。

また逮捕前にローレンスは、保守系サイトRumbleのインタビューで、「超低排出ゾーン」で監視カメラを破壊している自警団「ブレードランナー」に対する支持を表明。「私は、そこにあるすべてのカメラを取り壊すことを彼らに勧めるし、私も加わるつもりだ。その何人かとはかなり親しいから、(カメラを破壊するための)アングル・グラインダーを持って現地へ行くつもりだ」と語っていたとのこと。

ロンドン警視庁はローレンスの逮捕について、声明で「超低排出ゾーンのカメラに故意に損害を加え、犯罪行為を奨励または幇助した疑いで、45歳の男性を警官が逮捕しました。彼はストックウェルで逮捕され、サウスロンドンの警察署に連行されました」と報告していた。

現時点でローレンスはGB Newsから解雇された件についてコメントを発表していない。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline