10月7日は「ミステリー記念日」!ミステリーファンに聞いた“ミステリードラマの楽しみ方”とは?

本日、10月7日は「ミステリー記念日」! 日本唯一のミステリードラマ専門チャンネル「ミステリーチャンネル(旧AXNミステリー)」は、この記念日にちなみ、ミステリーチャンネルメールマガジン会員を中心とした2216人のミステリーファンの方々の“ミステリードラマの楽しみ方”について調査した。その結果を発表しよう。

※「ミステリー記念日」ミステリー小説(推理小説)の先駆者であるアメリカの小説家エドガー・アラン・ポーの忌日(1849年10月7日没)に由来。

<ミステリードラマの楽しみ方アンケート>

ミステリードラマを見る時は、誰と見る?

“一人で見る”が約8割 ミステリーはじっくり見たい派が多数

ジャンルの特性上、複雑な設定の多いミステリードラマは、「一人でじっくり見たい」「他の意見等に邪魔されずに見たい」という方が多数を占めた。“家族で見る”という方は、「家族もミステリーが好き」という方が多く、「何時も主人と誰が犯人なのかをお互いに推理して、その理由を説明して当たると超ドヤ顔になるのを楽しみながら観ています。」というような微笑ましいコメントもあった。男女別でみると、“一人で見る”人は、男性よりも女性のほうが13%多いという結果に(男性70.5%、女性83.4%)。女性のほうが自分の趣味としてミステリーを楽しむ方が多い傾向にあるようだ。

自分で犯人を推理しながら見る?それともストーリーの過程を楽しみながら?

約6割が“ストーリーの過程を楽しみながら見る” ドラマ全体の雰囲気を楽しみたい

ストーリーの展開を楽しみながらも、俳優の演技や景色、インテリアなど、推理よりもドラマ全体の雰囲気を楽しみたいというご意見が多くありました。一方、“犯人を推理しながら見る”派の理由としては、「自分の推理が当たるかどうかが楽しみ」という方や、中には「子供の頃から推理小説が好きで、犯人当ては習慣になっている」という、生粋のミステリー好きの強者も。ストーリーの流れに身を任せて楽しみたい人と、自ら主人公と一緒に考察したいという謎解きに積極的な人で見方が分かれるようだ。

好きなトリックの種類は?

“心理トリック”が70.5%で1位、続いて“アリバイトリック”が52.4%で2位

「ドキドキする」「ワクワクする」「気持ちの機微を楽しみたい」という理由で“心理トリック”が1位に。ミステリーの定番トリックともいえる“密室トリック”は、4位という結果。“密室トリック”や“物理トリック”は、「これまでのミステリーで出尽くした感がある」「本当にできるのか疑問に感じることがある」との意見もあった。中には「逆にトリックに凝りすぎなのは現実味が無くて興ざめしてしまう」という方もあり、リアリティのある“心理トリック”には共感性があることから、好まれるようだ。

ミステリードラマに求めるもの・重要視するものは?

“犯行トリックの面白さ”と“主人公の探偵のキャラクター”はほぼ同数

「手の込んだトリックだと完成度の高さを感じて満足度がすごい」というミステリーの醍醐味を重要視しながらも、キャラクターもミステリードラマに求める大事な要素となっている。「探偵キャラが特徴的でキャラが立っていれば愛着が持てて特別な作品になる」「キャラクターが魅力的でないとそもそも話が頭に入ってこない」という方も。「リアリティのない設定でも、人物描写が精密だと、何故か全て納得してしまう」という意見も。ドキドキ、ワクワク、意外性を求めながらも、そもそもキャラクターが好みでないと内容に入り込めないという方が多いようだ。ミステリーの本場、英国ミステリードラマの人気タイトルの多くが主人公の探偵や刑事の名前であることから、キャラクターの要は作品の人気を左右する重要なものとなっていることが分かる。

好きな探偵のタイプは?

“弱みや欠点はあるが、頭脳明晰タイプ”が圧倒の64.7%で1位

続いて、“人情派タイプ”が32.8%で2位探偵としての〈頭脳明晰さ〉は求めつつも、“弱みや欠点のあるタイプ”が1位に。やはり人間らしさ、人間としての魅力のある探偵が好まれるよう。「頭脳明晰で冷徹に見えて情に厚く、罪を憎んで人を憎まずのタイプが好きです」「普段は、とくに目立たないのですが一旦ツボに入ったらグングン行くタイプが好き」などのコメントもあり、見た目とのギャップのある探偵も人気だ。また、2位の“人情派タイプ”のように、犯人や被害者の心に寄り添う共感性のある探偵が好まれる結果となった。

小説、ドラマどちらを先に楽しむ?

“ドラマを先に見る派”が72.1% 忙しい現代人はドラマで気軽にミステリーを楽しむ

“ドラマが先”と答えた方の主な理由は、「本を読む時間がない」 「ドラマのほうが手軽に楽しめる」「本を元々読まない」というものだった。また、小説のほうが細かく描写されているから、小説を先に読んでドラマを見ると「大抵不満に思う」「原作と違和感を感じる」という意見も。小説を読んで自分がイメージしたキャラクターと乖離した場合、ドラマの面白さが半減するという方が多いようだ。

一方、“小説が先”と答えた方は、オリジナルを重視される方が多い傾向。「自分の中で想像してイメージを作る楽しみがある」「ドラマが先だと、俳優さんやドラマのシーンのイメージが先にインプットされてしまい、自分の頭の中で想像する楽しみが少なくなる」という理由も。ドラマでは細かなエピソードが省略されることが多いので、まずは原作の雰囲気を味わいたい、という意見が多数あった。

見終わったドラマを何回も繰り返し見ることはある?

“何回も繰り返し見る”が多数派 ミステリードラマは何度見ても面白い!

“繰り返し見る”派は75.2%と4分の3を占める結果に。ミステリーは犯人当てや犯行動機、どうやって犯行を行ったのかなどを突き止めていくものだが、結末は分かっていても何度も繰り返し見てしまうのは、「純粋にドラマが面白かったから」という理由が過半数。ミステリードラマが本来持つ“謎”という最大の魅力のほかにも、先の質問での結果のように「心理トリック」が好まれたり、「主人公の探偵のキャラクター」が重要視されるなど、心に響く人間ドラマ的要素で人を惹きつけるものがあるということが伺える。

【調査概要】
調査対象: 10代~90代の男女 2216名
調査期間: 2023年8月29日~9月12日
調査機関: ミステリーチャンネル
調査方法: インターネット
有効回答数: 2216件

ミステリードラマの楽しみ方は人それぞれではあるものの、今回のアンケートを通して、ミステリーとは非日常の世界観の中で繰り広げられる人間ドラマに大きな魅力があるとも言えるだろう。ミステリーチャンネルでは、日本唯一のミステリードラマ専門チャンネルとして、他では見られない独占日本初放送の最新作から不朽の名作まで、世界の上質なミステリードラマをお届け。これから深まる秋の夜長に、ご自身の楽しみ方を見つけながら、ミステリードラマを味わいつくしてみるのはいかがだろうか。

<ミステリーチャンネルおすすめ番組>

『ヴェラ~信念の女警部』シーズン1~12

字幕版:11/2(木)朝6:00スタート~11/5(日)
英国推理小説界の至宝アン・クリーヴス原作の人気長寿シリーズ!

イングランド北東部を舞台に、仕事中毒で部下に対して厳しい一面を持つ、言わば鬼上司的な刑事ヴェラが、人間の心の機微を深く読み取りながら事件を解決に導く!主演は、ゴールデン・グローブ賞など輝かしい受賞歴を誇る名優ブレンダ・ブレシン。

『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』シーズン1~4


シーズン1~3 字幕版:10/8(日)朝6:00スタート
シーズン4 字幕版:10/9(月・祝)午後2:30 一挙放送

几帳面で論理的なアストリッドとちょっとガサツだけど大らかなラファエルという正反対の二人が、お互いの足りない部分を補い合い協力し合うことで、様々な事件を解決していく、フランス発ミステリー!最新シーズン4をミステリーチャンネル独占日本初放送!更にシーズン1~3も全話一挙放送でお届け!

『刑事コロンボ』

二ヵ国語版:10/19(木)深夜0:00スタート

ヨレヨレのコートに葉巻をくわえ、「ウチのカミさんがね…」や「すいません、もうひとつだけ…」の語り口調で有名な刑事コロンボ!名優ピーター・フォーク主演、世界中で愛され続ける傑作刑事ドラマ。初めに犯人がわかった上で物語が展開され、その動機や犯行手口を暴いていく倒叙ミステリーの傑作。犯人との息詰まる心理戦は必見。

『ミス・マープル』ジョーン・ヒクソン版


字幕版:10/13(金)午前11:00スタート

アガサ・クリスティー本人が出演を熱望したという逸話のあるジョーン・ヒクソン主演作!イギリス・ロンドン郊外にある架空の村、セント・メアリ・ミードに住む、ミス・ジェーン・マープル。青い目とばら色の頬、雪のような白髪のミス・マープルは、好奇心旺盛!井戸端会議や近所のウワサ話などから、いちはやく事件を聞きつけ、鋭い人間観察から、犯人の性格を自分の友人・知人に当てはめて、事件と重ね合わせていく。

(海外ドラマNAVI)

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