先日、惜しまれつつもシーズン4をもって幕を下ろした大人気の青春ドラマ『セックス・エデュケーション』のファンに耳寄りの情報が届いた。オーティスとジーンが住んでいた家が売りに出されたと、英BBCなど複数のメディアが伝えている。
ロケ地巡礼の拠点にもピッタリ
2019年の配信開始以来、世界中で視聴されNetflixオリジナルシリーズを代表するヒット作になった『セックス・エデュケーション』。主人公オーティス(エイサ・バターフィールド)と母ジーン(ジリアン・アンダーソン)が住み、様々なドラマが繰り広げられてきたノルウェー風の一軒家が売りに出されているという。
イングランドのヘレフォードシャーに位置し、歴史を感じさせながらも愛着の沸く佇まいのこの家は、18世紀に建てられたもので、もともとは鮭を釣るために滞在するロッジだったそう。ウェールズとの境界に流れるワイ川を見下ろす場所にあり、2002年に現在のオーナーによってリノベーションされた家の値段は、英BBCによると150万ポンド、日本円でおよそ2億7000万円。
この物件の売買を担当する不動産会社のウェブサイトには「カラフルでスタイリッシュなインテリアが揃い、温かみがあって個性豊かな5つのベッドルームのある家で、ワイ渓谷の息をのむほどの絶景を臨むことができる非常に素晴らしい物件」と紹介されており、新しい温室の増築や小さなチャペル購入も予定されているとのこと。
「屋外には、座って圧巻の景色を楽しめる場所がたくさんあります」と書かれているほか、中庭に続く温室や、すぐにピザが焼き上がるお手製のピザ窯、朝食を楽しんだり、日光浴を楽しんだりするのにぴったりな陽射しが降り注ぐデッキなどもあると紹介されていて、妄想が膨らむ。
「この物件はすでによく知られているので、新たに付け加えることがあるとすれば、美しくてプライベートの守られた景色を楽しむことができる素晴らしい家を所有するまたとない機会であるとアピールするだけ」と担当者はBBCにコメントしている。
イングランドとウェールズの国境にまたがるワイ渓谷の様々な場所で撮影された『セックス・エデュケーション』。ウェールズのティンターンやカーディフでもロケが行われ、ムーアデール高校はカーリーアンに実在するウェールズ大学の使われなくなったキャンパスで撮影された。この物件を拠点として構えれば、ロケ地巡りも楽しめそうだ。
先日には、マリリン・モンローが最後に住んでいた家が新たな持ち主によって取り壊されそうになり、保存のために行政が慌てて動いたというニュースもあったが、ファンとしてはぜひとも『セックス・エデュケーション』のロケ地としての価値が分かる人に新たなオーナーになってほしいものだ。
『セックス・エデュケーション』全4シーズンはNetflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:英BBC
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Photo:『セックス・エデュケーション』©Sam Taylor/Netflix