マリリン・モンローがその生涯を終えた自宅、「文化遺産」として取り壊しを免れる

マリリン・モンローがかつて住んでいたロサンゼルスの自宅が取り壊しの危機にあったものの、「文化遺産」として登録されたことで一時的に破壊を免れたと米Deadlineが伝えている。

数百件の直訴を受けて…

1962年に36歳という若さでこの世を去ったハリウッドの伝説的スター、マリリン。その生涯を閉じた舞台であるLA郊外のブレントウッドにある家が売りに出されていたが、7月に買い手がつき、その新たな持ち主が取り壊しの許可を求める申請を行っていた。一時は、解体の危機にあったが、同地区の市議会議員トレイシー・パーク氏がロサンゼルス市議会に緊急動議を提出したことで決議が行われ、取り壊し許可の撤回が決定。歴史的な文化記念碑であると宣言された。

「残念ながら私のチームが完全に介入してこの問題を解決する前に、建築安全部門が解体許可を発行してしまっていました」と話すパーク氏。満場一致で保護が決定すると、建築安全部門はただちに工事禁止の通知と取り壊し許可撤回の通知を発行した。

その通知には文化遺産条例に基づき、文化遺産委員会と市議会でこの問題が検討されている間、建物に対するすべての措置は一時停止にすることや、建物を取り壊したり、大幅に変更したり、撤去したりしてはならないと記されているという。

モンロー邸取り壊しのニュースは、彼女のファンや地元の歴史愛好家の怒りを買い、パーク氏の事務所には取り壊しの阻止を求めて数百件の電話がかかってきたという。

「世界中のみなさんにとって、マリリン・モンローは映画スター以上の存在でした。孤児院や里親の元で育った大変な子ども時代から始まり、世界的にセンセーションを巻き起こすまでになった彼女の歴史は、逆境を乗り越えることが何を意味するかの輝かしい例です」とパーク氏は話している。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline米Entertainment Weekly