Apple TV+『ザ・モーニングショー』降板キャスト、シーズン3に呼ばれなくて「がっかりしている」

Apple TV+の『ザ・モーニングショー』に出演してきたデショーン・K・テリーがシーズン3に呼ばれなくて「がっかりしている」と話しているとVarietyが伝えている。

ファンからの疑問に回答

9月13日に第1話と第2話が解禁したApple TV+の『ザ・モーニングショー』シーズン3。シーズン1と2でデショーンはキャスターのひとりダニエル・ヘンダーソンを演じてきたがシーズン3には登場しないという。

解禁翌日の木曜日、デショーンのInstagramにダニエルはどうしたのか疑問に思うファンからのコメントが相次いだことを受けて動画を投稿。全米映画俳優組合のストライキの規定により、あまり多くは話せないと断りを入れて、直接的に作品名は出さなかったものの、ファンの質問に応えた。

「このシーズン、あのキャラクターを見ることはないと、みんなに知らせたかった。僕もガッカリしているけれど、あの役割や物語に共感して手を差し伸べてくれる人たちがいることにとても感謝している」と話したデショーン。黒人でゲイのキャスターというキャラクターで、まだまだ十分な多様性が実現していないニュース業界での活躍の難しさを描くために重要な役どころだった。

「組合の不確実性が高まっているこの瞬間、賃金の公平性の観点において私たちが受けるに値するものを求めて闘う中で、組合のリーダーたちはダイバーシティとインクルージョンを最優先に考えて、あのような登場人物や物語をもっと多くみられるようにしてくれると思う」と動画内で話した。

キャプションでは「より複合的で多様性のあるキャラクターが必要。愛するキャラクターがいなくなるのは、いつもがっかりする。でも安心して、これからも続くから。僕のクリエイティブな道のりは目的に満ちて続いている。手を差し伸べてくれたファンのみんなありがとう」とポジティブな姿勢をみせた。

デショーンの代理人はストライキを理由にコメントを拒否。VarietyはApple TVにもコメントを求めたが、応じていないという。

新シーズンは、人種問題に切り込む

ジェニファー・アニストンとリース・ウィザースプーンが主演を務め、朝の情報番組の司会者を演じる本作。シーズン3には新たにジョン・ハムとニコール・ベハーリーがキャストに加わり、職場での人種問題について切り込むという。となると余計にデショーン演じるダニエルの存在が活きた可能性も多いだけに残念だ。(海外ドラマNAVI)

Photo:Apple TV+