米ABC・米WB(現CW)にて1996年から2003年にかけて放送された、ティーンエイジャーの魔女の日常を描く人気ドラマ『サブリナ』に主演していたメリッサ・ジョン・ハートが、ある写真が問題になって同作をクビになりかけたと明かした。米Entertainment Weeklyが報じている。
恋人と別れた上、写真で責められて号泣
メリッサは、1990年代にゲスト出演したシットコム『ボーイ・ミーツ・ワールド』を再視聴しながら語るポッドキャスト番組に登場し、『サブリナ』でブレイクした当時の裏話を披露した。
メリッサはその番組の中で、女性が露出多めの姿でカバーを飾る英男性向け雑誌「MAXIM」の表紙を1999年に飾ったことが問題になったと回顧。その表紙でのメリッサは、黒いショーツしか身に着けていない身体の上半身をシーツで覆う形でポーズを取っているのだが、なんでも恋人と別れた人生最悪の日にハリウッドのパーティーに出席していた時、この写真撮影が原因で番組から訴えられ、解雇の危機に瀕していると知らされたのだという。
『サブリナ』の制作スタジオであるアーチー・コミックスとメリッサは「番組でヌードにならない」との契約を交わしていたため、制作側は「MAXIM」での撮影は出演契約違反に当たると主張していたとのこと。また、表紙にプリントされた番組タイトル(Sabrina, The Teenage Witch)をもじったキャッチコピー、「サブリナ、一糸まとわぬ、あなたのお気に入りの魔女(Sabrina, your favorite witch without a stitch)」も問題視されたそうだ。
当時のメリッサは、「MAXIM」の撮影について知らされていなかったメリッサの弁護士と、『サブリナ』のプロデューサーも務める母親から叱咤され、父親の腕の中で泣き崩れてしまったとも明かしていた。その後、どのような経緯で問題を解決したのかは不明だが、メリッサは解雇されることなく続投し、『サブリナ』は2003年まで7シーズンにわたって続いた。
近年のメリッサは、Netflixのコメディドラマ『ニックのいたずら』で2シーズンにわたって出演し、アニメシリーズ『The Casagrandes(原題)』では声優を務めている。(海外ドラマNAVI)