映画『アウシュヴィッツの生還者』が 8月11日(金・祝)より新宿武蔵野館ほか全国公開となる。本作でボクシングのコーチ、チャーリー役で出演するハリウッドの名優ダニー・デヴィートからコメントが到着!
映画『アウシュヴィッツの生還者』概要
本作は、アウシュヴィッツの生還者の息子アラン・スコット・ハフトが父の半生を書き上げた小説の映画化作品。
ナチスの強制収容所から生還し、アメリカに渡ったハリー・ハフト(ベン・フォスター)は終戦後もなお、生き別れとなった恋人のレアを探していた。ハリーはレアに自身の無事を知らせるため、今では伝説のボクサーと称されるロッキー・マルシアノに無謀な勝負を挑むことで、世間の注目を集めようとする。
マルシアノ陣営のコーチであるチャーリー・ゴールドマンは、同じポーランド人であるハリーの経歴に心を動かされ、極秘で指導を行うことにする。
ダニー・デヴィートからのコメント
チャーリー役を演じたのは、『バットマン リターンズ』のペンギン役やドラマ『フィラデルフィアは今日も晴れ』、『ジュマンジ/ネクスト・レベル』のパワフルなおじいちゃん役などで知られ、9月1日に公開となるディズニーの実写映画『ホーンテッドマンション』にも心霊エキスパートの一人として出演をしているハリウッドの名優ダニー・デヴィートだ。
バリー・レヴィンソン監督の作品に初めて出演したのは『ティンメン/事の起こりはキャデラック』。出会いから約30年がたった現在も、二人は定期的に連絡を取り合い、同じ地域にいるときは会うほど良好な関係を築いてきた。本作の出演が決まり、レヴィンソンと再び仕事をするチャンスをもらい嬉しかったとデヴィートはいう。
「バリーはシンプルな言葉や意見を発するだけで、実に多くのことを役者に与えることができるんだ。彼は仕事を楽しいものにしてくれる。だからこの映画にはダークなエッジがたくさんあるけれど、彼と再び仕事ができたこと、そして素晴らしいキャストと仕事ができて嬉しかったよ。本当に楽しかった」と振り返った。
ダニーは役について研究するなかで、チャーリーの家族の多くが収容所で亡くなったことを知ったという。チャーリーはまったく勝ち目のない挑戦をしようとするハリーに「一つだけ助言をする。二度と来るな」とはじめは追い返すものの、自分と似たような境遇のハリーに心動かされる。自身の仕事を失うだけでなく、自分の身さえ危険にさらしかねないが、(ハリーが)尊厳のかけらもない負け方をしないために協力をすることに決めるのだ。
30年という月日と二つの大陸にまたがる本作は、ハリー・ハフトの物語であると同時に、希望と新たな生活を求めて大戦後のアメリカに押し寄せた戦争の被害者となった移民たちの物語でもある。類まれなる愛とサバイバルの物語にぜひ注目いただきたい。
映画『アウシュヴィッツの生還者』は 8月11日(金・祝)に公開となる。
1949年、ナチスの収容所から生還したハリーは、アメリカに渡りボクサーとして活躍する一方で、生き別れになった恋人レアを探していた。レアに自分の生存を知らせようと、記者の取材を受けたハリーは、「自分が生き延びた理由は、ナチスが主催する賭けボクシングで、同胞のユダヤ人と闘って勝ち続けたからだ」と告白し、一躍時の人となる。だが、レアは見つからず、彼女の死を確信したハリーは引退する。それから14年、ハリーは別の女性と新たな人生を歩んでいたが、彼女にすら打ち明けられないさらなる秘密に心をかき乱されていた。そんな中、レアが生きているという報せが届く──。
(海外ドラマNAVI)
Photo:『アウシュヴィッツの生還者』© 2022 HEAVYWEIGHT HOLDINGS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.