『ブレイキング・バッド』マーク・マーゴリスが死去。ブライアン・クランストンらが追悼

大ヒットドラマ『ブレイキング・バッド』でヘクター・“ティオ”・サラマンカを演じ、『ベター・コール・ソウル』にも同役で出演していた俳優マーク・マーゴリスが亡くなり、ブライアン・クランストンなどかつての共演者から追悼の声が寄せられている。

共演者たちがその才能と人柄を称賛

マークは1970年代から本格的に俳優活動を始め、近年は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』の活躍で新たなファンを獲得していたが、現地時間3日(木)に83歳でこの世を去った。ニューヨークの病院で妻と一人息子が最期を看取ったという。

マネージャーを務めていたロバート・コルカーは、「マークは唯一無二の存在でした」と声明を発表。「宝と言うべきクライアントで生涯の友でした。彼を知ることができた私は幸運です」とマークの死を惜しんだ。

これまでに出演した作品数は160を超え、『スカーフェイス』『ディナーラッシュ』といった代表作を持つマーク。『GOTHAM/ゴッサム』『ブラックリスト』といった人気ドラマでもゲストを務めてきたが、中でも『ブレイキング・バッド』とそのスピンオフ『ベター・コール・ソウル』で演じたティオ役で強烈な印象を残し、エミー賞にもノミネートされた。

ブレイキング・バッド

マークの死を受けて、『ブレイキング・バッド』のウォルター・ホワイト役ブライアンも、彼と共演した2作(『ブレイキング・バッド』『Your Honor/追い詰められた判事』)の場面写真を添えて追悼コメントをSNSで発表。「友人の突然の訃報を知って悲しみに暮れている。マーク・マルゴリスはとても優れた俳優で愛すべき人だった。舞台裏では楽しくて魅力的で、カメラの前では威圧的で他をおじけづかせてしまうような人。その静かなるエネルギーは、彼のいたずら好きな性格と好奇心旺盛な精神を隠していた。面白いジョークをシェアすることも大好きだった。もう彼が恋しくてならない。今は休んでマーク。そして友情と素晴らしい仕事の数々に感謝しているよ」

『ベター・コール・ソウル』で共演したジミー・マッギル/ソウル・グッドマン役のボブ・オデンカークは、彼の訃報を伝えた番組公式SNSにリツイートする形で反応。「迫力あるスクリーンでの存在感! 現場に向かう車の中でもジョークや面白いコメントで僕を笑わせてくれたマーク。“アクション”と声がかかった時の彼の集中力と気力を半分でも持っていたらと願うばかりだ。ありがとう、マーク」と、思い出とともに尊敬の想いを言葉にして哀悼の意を示した。

『ブレイキング・バッド』ファミリーでは、彼らのほかにもハンク・シュレイダー役のディーン・ノリス、イグナシオ・“ナチョ”・バルガ役のマイケル・マンド、ドミンゴ・モリナ(クレイジー・エイト)役のマックス・アルシニエガ、マルコ・サラマンカ役のルイス・モンカダ、シリーズの監督・脚本を務めたピーター・グールドらがコメントを寄せている。

マークの冥福を祈りたい。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline

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