ケヴィン・コスナー&モーガン・フリーマン、南北戦争スパイドラマを製作!

人気ドラマ『イエローストーン』に主演のケヴィン・コスナーと、映画『ダークナイト』シリーズなどで知られる名優モーガン・フリーマンが、南北戦争を舞台にしたスパイドラマ『The Gray House(原題)』で製作総指揮を務めることが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

スパイドラマ『The Gray House』

6話構成となる本シリーズは、南北戦争における北軍の勝利に貢献したとされるユリシーズ・S・グラント将軍に手を貸したことで知られる、名も無き女性3人の物語が描かれる。バージニア州リッチモンドの社交界名士の娘、かつて奴隷だったアフリカ系アメリカ人、そして宮廷女中の3人が南軍の最高司令部の目と鼻の先で、初めて成功を収めた女性スパイ組織を立ち上げる。彼女たちは米国の民主主義を守り、戦争を勝利へ導くために命と自由を懸けるという。

共同脚本を手がけるのは、『ジ・オファー/ゴッドファーザーに賭けた男』のレスリー・グリーフと『宿敵 因縁のハットフィールド&マッコイ』のダレル・フェティ、『アポロ13』のジョン・セイルズ。『モリコーネ 映画が恋した音楽家』などのローランド・ジョフィが監督を務める。

製作総指揮を担うケヴィンとモーガンに加え、『ザ・テキサス・レンジャーズ』のロッド・レイク、『ANON アノン』のハワード・カプラン、ロリー・マクレアリー(『マダム・セクレタリー』)らがプロデューサーとして名を連ねる。

ストライキ中の製作について暫定合意

現在、ハリウッドでは全米脚本家組合(SAG)と全米映画俳優組合(SAG‐AFTRA)がストライキを続行中だが、SAG-AFTRAは“真に独立した”プロジェクトであれば、「暫定合意」という形で活動を例外として認める予定だと伝えられていた。
『The Gray House』はパラマウント・グローバル経由で国際配給されるが、プロデューサーが映画製作者協会(AMPTP)に対する最後のカウンターオファーに同意することで、なんとかストライキ中の製作について暫定合意を得たという。

これまでにSAG‐AFTRAはストライキの開始以来、グレン・クローズ主演の『The Summer Book(原題)』やA24製作による『Mother Mary(原題)』など、60作品以上の製作について暫定合意に至っている。

すでに、『The Gray House』は東ヨーロッパで撮影が開始されているが、現時点で米国の放送局や配信サービスには所属していない。(海外ドラマNAVI)

Photo:ケヴィン・コスナー©NYRIV/FAMOUS/モーガン・フリーマン©NYKC/FAMOUS