ドラマ版『エイリアン』追加キャスト4名が決定、タイにてSAG俳優抜きで撮影開始

巨匠リドリー・スコットが1979年に発表したSFホラー映画の金字塔『エイリアン』。その前日譚となる米FX製作のドラマ版に参加する、新キャスト4名が発表された。米Deadlineが報じている。

ヒロイン抜きで製作スタート

『レギオン』や『FARGO/ファーゴ』でクリエイターを務めたノア・ホーリーが舵を取るドラマ版は、映画シリーズ『エイリアン』の1作目(2122年設定)よりおよそ70年前の地球が舞台となる。

新キャストとして参加するのは、Netflixの青春ドラマ『このサイテーな世界の終わり』にジェームズ役で主演したほか、『キャシアン・アンドー』や映画『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』にも登場したアレックス・ロウザー。男性の主人公となる兵士のCJを演じる。そして2人目のキャストとしては、Netflixのファンタジードラマ『サンドマン』や『ウィッチャー 血の起源』『ブラック・ミラー』で知られるサミュエル・ブレンキンが決定しており、CEOのボーイ・カヴァリエ役にキャスティングされている。

そのほかには、『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』『アサシン クリード』などのエシー・デイヴィスがデイム・シルヴィア役、『ザ・ホワイトタイガー』のアダーシュ・ゴーラヴがスライトリー役で出演する。

すでに5月には、『ドント・ウォーリー・ダーリン』や音楽伝記ドラマ『セックス・ピストルズ』に参加したシドニー・チャンドラーが、キャラクター名不明の主要キャストとして起用されている

このドラマ版は7月19日(水)にタイのThe Studio Parkにて撮影が開始されたが、現在ストライキを行っている全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のメンバーはロケに参加していない。製作チームはひとまず、SAG-AFTRA所属の俳優が登場しないシーンを撮影しているという。

主演のシドニーはSAG-AFTRAのメンバーであるため撮影には参加していないが、英国出身で同国の俳優組合Equityに所属するアレックスはタイで撮影中だと報じられている。

なお『エイリアン』関連では、ホーリーによるこのドラマ版以外に、フェデ・アルバレス(『ドント・ブリーズ』シリーズ)が監督を務めるタイトル未定となるシリーズ新作映画も待機中だ。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline