米ABCのマーベルドラマ『エージェント・カーター』で2シーズンにわたって主人公ペギー・カーターを演じたヘイリー・アトウェルが、2022年のマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のカメオ出演に不満を漏らしている。米Entertainment Weeklyなど複数のメディアが伝えた。
キャップの口癖を口にした直後…
ヘイリー演じるペギーは、2011年の『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』で主人公スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカの恋人としてMCUデビューを飾った。その後もヘイリーは同役としてMCUの映画やドラマに続投し、『エージェント・カーター』で主演を務めた上、2021年にはマーベルアニメ『ホワット・イフ...?』シーズン1第1話でペギーの声を担当。このエピソードでは、「もしペギー・カーターがキャプテン・アメリカだったら!?」とのテーマで物語が描かれており、ペギーはキャプテン・アメリカの盾を手にスーパーヒーローとして活躍した。
(※これ以降は、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の展開に関する情報を含みますのでご注意ください)
スティーブ・ロジャースの代わりにスーパーソルジャーとなったペギーは、続けて『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』に各界のヒーローの代表者たちから成る秘密結社“イルミナティ”のメンバーとして登場。しかし、最強であるはずのイルミナティは、驚異的なパワーを誇るスカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフに瞬殺され、呆気ない最期を迎える。
米ポッドキャスト番組『Happy Sad Confused(原題)』に出演したヘイリーが、そのカメオ出演について複雑な心境を吐露した。「もどかしい瞬間でしたね。“あれは私の選択ではなかった!”という感じです。彼女が“I could do this all day(キャプテン・アメリカの口癖で、字幕では「まだやれる」との翻訳に)”と言った後、すぐにフリスビー(スカーレット・ウィッチが投げ返した盾)で真っ二つにされたんですから。観客は、“全然やれてないじゃない。あなたには無理みたいね。ツラ汚し”と思ったのではないでしょうか。あのカメオ出演はペギーにとってプラスにはならなかったですね」
ヘイリーは、同じキャプテン・アメリカ版ペギーなら、『ホワット・イフ...?』の方が楽しかったと述べている。「アニメシリーズ『ホワット・イフ...?』では、もっとできることがたくさんあると感じました。どんな俳優でもパジャマ姿でブースに入ってアニメーションをやるのは、効率的だし楽しいと言うでしょう。声という楽器と演技の道具に集中できるからです」とコメントし、メイクや衣装の必要がないアフレコは楽しい体験だったと明かしていた。
なおヘイリーは、最新作となる『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』が、7月21日より全国ロードショー。『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』と『ホワット・イフ...?』、そして『エージェント・カーター』は、Disney+(ディズニープラスにて配信中。(海外ドラマNAVI)
'That doesn't really serve Peggy very well,' Hayley Atwell says of Captain Carter's violent cameo in 'Doctor Strange in the Multiverse of Madness.' https://t.co/e5l8dDDffU
— Entertainment Weekly (@EW) July 13, 2023
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